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週刊 PC&周辺機器レビュー第49回

2つのSIMを使えるソフトバンク版Pocket WiFiを検証

2010年04月09日 12時00分更新

文● 池田圭一

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無線LANルーター機能をチェック

 C01HWの対応無線LAN規格は、2.4GHz帯の802.11b/gであり、最大54Mbpsでの通信が可能だ。SSIDステルスや、プライバシーセパレーターなどの機能を備え、暗号化ではWEP/WPA-PSK/WPA2-PSK(TKIP/AES)などが利用できる。

USB接続時にデバイスドライバーが自動的に導入され…… USB接続時にデバイスドライバーが自動的に導入され、さらにプログラムをインストールすると、USBケーブル経由で設定画面(C01HW内蔵のWebサーバー)にアクセスできる

 C01HWの内蔵メモリーには、Windows用のデバイストライバーや接続ツールがあらかじめ組み込まれており、付属のUSBケーブルで接続するとそれらが読み込まれ、ウェブブラウザー経由でC01HWの設定を変更できる。また無線LANで接続し、C01HWのLAN側IPアドレスにアクセスしても可能だ。

 設定画面では、USIMカード管理や接続モードなどの「3G設定」、接続速度やセキュリティーなどの「無線LAN設定」、さらにDHCPサーバー設定やポートマッピング、DMZなどの「ファイアウォール設定」、設定値のバックアップ・リストアなどの「システム設定」が行なえる。一般的な無線LANルーターと、ほぼ同等の機能を持っているといえよう。

設定画面メニュー ファイアウォール設定
設定画面メニュー。WAN側の3G設定や、無線LAN設定、ファイアウォール設定などがあるファイアウォール設定は細かく、一般的な無線LANルーターとなんら変わらないセキュリティー関連設定が可能だ
無線LANセキュリティー設定 無線LANセキュリティー設定。デフォルト時はWEP 64bitだが、WPA2-PSKにも対応。通信の暗号化では、AES/TKIPの併用も可能だ

 ちなみに、SIMカードを取り外した状態でも、無線LANアクセスポイントとしては使える(Insert USIMと表示されるが)。プライバシーセパレーター機能をオフにしておけば、5台までの小規模な無線LANをその場で構築できるので、出先でのオンライン会議などでも活躍するだろう。非常にコンパクトなC01HWだが、内蔵バッテリーで約4時間の連続利用(連続通信)が可能だという。

 さて気になる価格だが、前出の「データ定額ボーナスパック」では、C01HW本体の価格が24回払いで料金に上乗せされ、計3万3600円となる。ただし、2年2ヵ月の継続利用契約では割り引きがあるため、実質価格は9600円と、無線LANルーターとしても妥当な価格帯になる。ただし回線を利用しなくても、端末代+月額最低1000円はかかる。C01HWが1台で、同時に5台までの無線LAN機器が接続できることから、少人数のグループでの利用がお勧めだ。出張時必須アイテムとして用意してはいかがだろうか?

Pocket WiFi SoftBank C01HW の主な仕様
WAN通信方式 HSPA(HSDPA/HSUPA)、3G(W-CDMA)
無線LAN規格 IEEE802.11b/11g
無線接続速度 54Mbps(11g)、11Mbps(11b)
無線LANセキュリティー WPA2-PSK(AES/TKIP)、WPA-PSK(AES/TKIP)、WEP
WPA/WPA2 mixed PSK、プライバシーセパレータ
Any接続拒否、MACアクセス制限
サイズ 幅48.6×奥行き95.5×高さ14.1mm
質量 約80g
バッテリー駆動時間 連続使用 約100時間、連続通信 約4時間
価格 3万3600円(データ定額ボーナスパック、24回分割払い時)

筆者紹介─池田圭一

月刊アスキー、Super ASCIIの編集を経てフリーの編集・ライターに。パソコン・ネットワーク・デジタルカメラなど雑誌・Web媒体への企画提供・執筆を行なう一方、天文や生物など科学分野の取材記事も手がける。理科好き大人向け雑誌「RikaTan」編集委員。デジイチ散歩で空と月と猫を撮る日常。近著は「失敗の科学」(技術評論社)、「光る生き物」(技術評論社)、「これだけは知っておきたい生きるための科学常識」(東京書籍)、「科学実験キット&グッズ大研究」(東京書籍)、「やっぱり安心水道水」(水道産業新聞社)など。


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