ソフトバンク/イーモバの切り替えは
SIMカードの差し替えで
C01HWを利用するときに注意したいのは、現在、HSPAと3Gどちらの回線を使っているかということである。というのも、両社で接続速度と料金体系が大きく異なるからだ。
- ソフトバンクモバイル側(3G回線)利用時
- 下り最大7.2Mbps/上り最大1.4Mbps(0.084円/パケット)
- 月額最低料金300円~上限設定なしの従量プラン制
- イー・モバイル側(HSPA回線)利用時
- 下り最大7.2Mbps、上り最大5.8Mbps(0.042円/パケット)
- 月額最低料金700円、毎月1000円~4679円(上限)の2段階定額プラン制
2回線のどちらでも使えるセット契約「データ定額ボーナスパック」の場合、この2種類が合算されるので月額最低料金は1000円となる。別々に契約することもできるが、その場合の料金は最低・上限共に割高になるので、データ定額ボーナスパックで使うのが基本となるだろう。
この料金体型を考えると、従量制の3G回線を常用するのはあまり現実的ではないと思える。パケット料金から換算すると、8MB程度のデータをやりとりするだけで5000円を超えてしまう。そのうえさらにHSPA回線側を上限まで使っていると、月額料金は1万円に達する。
そのためか、C01HWの設定画面の冒頭にも、3G従量制についての注意書きがあり、使用中は本体のディスプレーにもどちらの回線を使っているかが表示される。さらに、利用回線の切り替えも内部のSIMカードを入れ替えるという、手間のかかる方法となっている。
なお、筆者の自宅でHSPA回線/3G回線の両方でスループットを測定してみたところ、次のような結果となった。比較対象として、筆者宅ADSL回線での速度も記しておく。テストには「ブロードバンドスピードテスト」を使用した。
理論上は速いはずのHSPA回線のほうが遅い結果となったが、電波状況やベストエフォート回線の混み具合が、影響していると考えられる。接続機器(パソコン)側は、日常的に使っている無線LANアクセス先を替えるだけであり、インターネットにスムーズに接続できたのが印象的であった。少なくとも筆者宅においては、ADSL回線の置き換えとしても有益である。
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