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週刊 PC&周辺機器レビュー第49回

2つのSIMを使えるソフトバンク版Pocket WiFiを検証

2010年04月09日 12時00分更新

文● 池田圭一

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ソフトバンク/イーモバの切り替えは
SIMカードの差し替えで

データ定額ボーナスパックの場合、2種類のSIMカードが付属 データ定額ボーナスパックの場合、定額プラン用(赤)と従量プラン用の2種類のSIMカードが付属する

 C01HWを利用するときに注意したいのは、現在、HSPAと3Gどちらの回線を使っているかということである。というのも、両社で接続速度と料金体系が大きく異なるからだ。

ソフトバンクモバイル側(3G回線)利用時
下り最大7.2Mbps/上り最大1.4Mbps(0.084円/パケット)
月額最低料金300円~上限設定なしの従量プラン制
イー・モバイル側(HSPA回線)利用時
下り最大7.2Mbps、上り最大5.8Mbps(0.042円/パケット)
月額最低料金700円、毎月1000円~4679円(上限)の2段階定額プラン制

 2回線のどちらでも使えるセット契約「データ定額ボーナスパック」の場合、この2種類が合算されるので月額最低料金は1000円となる。別々に契約することもできるが、その場合の料金は最低・上限共に割高になるので、データ定額ボーナスパックで使うのが基本となるだろう。

 この料金体型を考えると、従量制の3G回線を常用するのはあまり現実的ではないと思える。パケット料金から換算すると、8MB程度のデータをやりとりするだけで5000円を超えてしまう。そのうえさらにHSPA回線側を上限まで使っていると、月額料金は1万円に達する。

 そのためか、C01HWの設定画面の冒頭にも、3G従量制についての注意書きがあり、使用中は本体のディスプレーにもどちらの回線を使っているかが表示される。さらに、利用回線の切り替えも内部のSIMカードを入れ替えるという、手間のかかる方法となっている。

接続回線の切り替えはSIMカードの差し替えで実現 高額になる可能性があることを注意
接続回線の切り替えはSIMカードの差し替えで実現。使わないSIMカードをなくさないように!設定画面の冒頭でも、従量制で利用した場合に高額になる可能性があることを注意している
接続時の表示 接続時の表示
接続時の表示。「SoftBank A」が定額制、「SoftBank B」が従量制となる。中央上に無線LAN有効時の「WiFi」マーク、インターネット接続時には地球のマークが点灯。左下の[A]は接続モードが自動(Auto)を示す。右下には無線LAN接続機器台数を表示(0~5)する

 なお、筆者の自宅でHSPA回線/3G回線の両方でスループットを測定してみたところ、次のような結果となった。比較対象として、筆者宅ADSL回線での速度も記しておく。テストには「ブロードバンドスピードテスト」を使用した。

通信速度比較 各接続方式別の通信速度比較。各接続5回実施時の最速値

 理論上は速いはずのHSPA回線のほうが遅い結果となったが、電波状況やベストエフォート回線の混み具合が、影響していると考えられる。接続機器(パソコン)側は、日常的に使っている無線LANアクセス先を替えるだけであり、インターネットにスムーズに接続できたのが印象的であった。少なくとも筆者宅においては、ADSL回線の置き換えとしても有益である。

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