独自の仮想パッチシステムを搭載したTotal Protection for Compliance
マカフィー、脆弱性管理を行なうスイート製品
2010年04月08日 07時00分更新
4月7日、マカフィーはシステムの脆弱性を可視化し、一元管理を行なうスイート製品「Total Protection for Compliance」を発表した。リスクレベルに応じた対策を施すほか、パッチの管理を容易にすることで、コンプライアンス(法令遵守)対応を簡素化する。
Total Protection for Complianceは、パッチの適用状態や設定を把握する「McAfee Policy Auditor」、エージェントレスで脆弱性を管理できる「McAfee Vulnerability Manager」(別途アプライアンスが必要)、セキュリティ状態を視覚化して対策の優先付けを行なえる「McAfee Risk Advisor」、そして統合型のセキュリティ管理ツール「McAfee ePolicy Orchestrator」の4製品を統合している。
最大の特徴は、IPSやクライアントツールを用いて、仮想的にパッチを適用したのと同じ保護機能を実現する「仮想パッチ・システム」。リスク分析やパッチの検証、テストや適用作業といった面倒なパッチ適用のプロセスを大幅に軽減する。また、ホストとネットワークのポリシー監査が容易に行なえるほか、あるいはエージェントとエージェントレスの管理を統合している。
価格は1ライセンス1万9530円で、100ライセンスより提供する。