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「カタギでも音楽は出来る」 ニコ動・ペンプロさんの決意

2010年04月14日 12時00分更新

文● 盛田諒/ASCII.jp編集部  取材協力● 広田稔

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PENGUINS PROJECTさんが選ぶ名盤ベスト10

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Hit Factory

■ 小室哲哉/Hit Factory

 小室氏の作品はほぼ全て聴いているので一枚選ぶのが大変だったんですが、92年、まだ彼がTKと呼ばれる前の、楽曲提供した作品のセルフカバー集を。彼のメロディーメーカーとしての才能が遺憾なく発揮されています。おすすめは1曲目「思い出を置き去りにして」。秋元康氏の歌詞、悔しいけど秀逸。


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Atomic Heart

■ Mr.Children/Atomic Heart

 94年発表。日本を代表するモンスター・ロックバンドの出世作にして代表作。全曲メロディが非常に良いですが何と言っても大ヒット曲「innocent world」が圧巻。フィル・スペクターばりの重厚なアレンジにスケールの大きな野心的なメロディ。ペンプロ生涯No.1、最高の名曲です。


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MISSLIM

■ 荒井由実/MISSLIM

 74年発表。2ndアルバム。説明不要のソングライティングの神様。1曲目「生まれた街から」での松任谷正隆氏のエレピ、細野晴臣氏のベースはじめ、林立夫氏、鈴木茂氏など、錚々たるバックバンドの名演奏も楽しめます。個人的には9曲目「私のフランソワーズ」の歌詞に泣けちゃいます。うるうる。


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未来派野郎

■ 坂本龍一/未来派野郎

 世界のサカモトからは85年発表のソロアルバム、Fairlight CMIやDX7などを巧みに活用した元祖打ち込みサウンドのこの一枚を。2曲目「黄土高原」、3曲目「Ballet Mecanique」、9曲目「Parolibre」など巧みになメロディと和声は何度聴いても刺激的。


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Thriller

■ Michael Jackson/Thriller

 82年発表のモンスターアルバム。全曲ヒット曲とかどういうことなの……道のりは果てしないけどやっぱり「目標です」って言っちゃいたい一枚。メロディーセンスとQuincy Jonesのアレンジはため息が出るほど見事。おすすめは7曲目の「HUMAN NATURE」ですね。ぼく鳥だけど。


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Songs in the Key of Life

■ STEVIE WONDER/SONGS IN THE KEY OF LIFE

 76年発表。「信じられるか? これ全部一人で作曲してるんだぜ……」と言いたくなる異様な完成度に困っちゃう。全曲メロディが秀逸な信じがたい傑作。オススメを選ぶならDisc1-1曲目「Love's In Need Of Love Today」まさにKEY OF LIFEな一枚です。


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The Wall

■ PINK FLOYD/The Wall

 これまた二枚組。79年に発表されたプログレを代表するコンセプトアルバム。少年時代の暗闇とかロック・アーティストのコンプレックスとか、いつまでたっても僕はそういう大げさでナイーブな悩みに弱いんです。アルバム全体を通してのメッセージ性の構築が非常に見事に成功しています。


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So

■ Peter Gabriel/So

 86年発表。元genesisのピーター・ガブリエル、ソロ代表作。80年代特有の乾いたデジタルサウンド。非常に内省的なメロディながらウィットとユーモアを感じる良作。自宅で静かに楽しめるいい音。オススメは……やっぱり2曲目「Sledgehammer」。食わず嫌いせず聴いてみて!


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Wave

■ Antonio Carlos Jobim/Wave

 67年発表。究極のポップスはもしかしたらここにあるのかもしれない、と思わせる穏やかで、それでいてメロディにウィットを感じる永遠の名盤。どれもいい曲ですがあえて5曲目「Triste」を選びたいです。繰り返す波のようなメロディをコードで彩る手法は不肖ペンプロ勉強になりました。


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Secret Story

■ Pat Metheny/Secret Story

 92年発表。天才Pat Methenyの極めて私的な思いが綴られたインストゥルメンタルのジャズ。芸術という言葉が今でも意味を持っていて、ポップスと共存出来るなら、この一枚がその代表作だと思います。切ない物語を語る切ないメロディ。2曲目「Facing West」ただただ素晴らしい。

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