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まなめの「週刊Twitterなう!」 第38回

「無縁社会」どう考えるべき? Twitterで大反響呼ぶ

2010年04月07日 16時00分更新

文● まなめ

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わたしたちは「無縁社会」をどう生きるべきなのか?(3日)

 3日、NHKスペシャルで放送された特集番組「無縁社会」。日本社会と孤独死をテーマとした深刻な問題とどう向き合うかについて、Twitterで多様な意見や感想が交わされた。

 「無縁社会」特集は今回で2回目。前回、ネット上で多くの反響があったことから、その中で最も多かった「怖い」という声を追跡する番組構成になっていた。

NHKスペシャル「無縁社会」特集。特集第1回の放送後、Twitterやブログで30~40代の書き込みが多かったという

 番組中、無縁社会をTwitterとからめて紹介することについて、「mixiは出会い系、Twitterは無縁者みたいなレッテル貼りされると嫌だ」といった声がある一方で、「孤独を感じる人々の発言は『つぶやき』ではなく『叫び』に見えるという言葉がずっしりと胸にきました」という感想も見られた。

 番組の内容については「人間生きている限り誰かに迷惑かけるんだから死んだ後のことまで考える必要はないような気がするけど」といった意見や、「最初のうち『人と関わらなくていい人間関係を選んだのは自分たちでしょ?』なんて言ってた母が黙り込んでる」といった声が上がっていた。

 中でも、「『縁がない』相手には平気で無礼を働き、差別や排除を行うような社会だから『無縁』を恐れなければならなくなるのだ。身内だけを向き他者を恐れるからそういうことになる。多様な他人と、他人同士のままで仲良くすれば『縁』なくとも幸福。そんな『無縁力』こそ必要だろう」という1人のユーザーの鋭い考察が注目を集め、多くのユーザーがリツイート(引用発言)していた。

 NHKスペシャル「無縁社会」特集の公式アカウント(@nhk_muen)は、「今日という日が皆さんが『無縁社会』について考えたり、それが誰かと会話や繋がりのきっかけとなればがとても嬉しい」とコメント。「今後も皆さんからのご意見を参考に『無縁社会』を考える番組を続けていく」とのことだ。



まなめ

1996年開設の老舗ニュースサイト「まなめはうす」、Twitterまとめブログ「さまざまなめりっと」管理人。本業はシステムエンジニアでもある。その経験を活かし、「笑ってダマされタメになる!きたみとまなめのIT用語集」(ITpro)も連載中。

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