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あの定番無料ウェブよりもっと便利なサービスを探す! 第1回

無料ウェブメールの最強はやっぱり「Gmail」なのか?

2010年04月05日 12時00分更新

文● 井上繁樹

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メールをケータイからチェックできる
「ケータイ対応」

 PC用ウェブサイトを閲覧できるフルブラウザを搭載している携帯なら、そのままウェブメールのサービスにアクセスできるが、これは正直使いづらい。そこで各社ともケータイ用の専用メニューを用意している。画面の小さな携帯電話向きのUIを持ち、ショートカット操作もテンキーでできるなど工夫されている。機種ごとの調整も行われていてなかなか本格的だ。後述するようにGmailやYahoo!メールについては、ケータイの絵文字にも対応している。

各サービスともケータイへの対応は積極的。iPhoneへの対応もマイクロソフトのWindows Live Hotmailを含めて進んでいる

あるとやっぱり楽しい「絵文字対応」

 絵文字が日本のケータイで広く使われてきたことはよく知られているとおり。ただし、キャリアごとに絵柄や文字コードが異なっていたため、キャリア間を越えて使うことや、PC相手に使うのは難しかった。独自規格だからと避けていた人も多いのではないだろうか。それでも使えるとやっぱり楽しいのもまた確かだ。

 現在携帯電話に対応した絵文字が使えるサービスはGmailとYahoo!メール。なお絵文字を使うには、Gmailなら「リッチテキスト形式」、Yahoo!メールなら「色とグラフィック」と呼ばれる入力モードに切り替える必要がある。テキストのみのモードでは絵文字は使えないので注意したい。

GmailやYahoo!メールではPCからでも絵文字を含むメールを送信できる。Yahoo!メールではさらにキャリアごとの絵文字を確認して、本文に挿入できる

見た目を変更して楽しくウェブメールを使う
「テーマ変更」

 テーマ機能は見た目を変更する着せ替えセットのようなものだ。テーマ機能に積極的なのはGmailだ。Gmailの見た目をガラリと変える本格的なテーマを揃えている。中には時間によって表示内容を変えるものもある。なおGmailのテーマの数は35点。

Gmailのテーマは単純に色を変えるものから、「忍者」「ハイスコア」など、ちょっと風変わりなものも。遊び心が感じられる

 Gmail以外のテーマ機能はシンプルだ。Yahoo!メールでは枠の色を全9色から、Yahoo! Mail(US版)は全6色から選ぶだけ、Hotmailではロゴや各サービスへのリンクが並ぶタイトルバーの下に置く画像を、ロボットやスポーツなどがテーマになった全8種類から選ぶだけだ。Gmailではテーマを切り替えると余白の色や背景画像が別物になるが、他のサービスではテーマを変えても余白は白いままで、背景画像が使われるHotmailでもGoogleと比べるとずっと小さな画像しか使っていないので、パッと見テーマごとの差が分かりづらく印象が薄い。

 Yahoo!メールでも、「横浜F・マリノス」「ガンバ大阪」「福岡ソフトバンクホークス」「ディズニー」とスポーツチームやアニメーションキャラクターとのコラボレーション企画である「Yahoo!メール コラボレーション」で本格的なテーマが利用できるが、利用者を選ぶタイプのものが多いのが残念なところだ。

Yahoo!メールのテーマはPR目的が中心?

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