2010年4月開始アニメ特集 第5回

春のアニメ大改編期！　押さえるポイントはココだ！（第5編）

大魔神復活！
「大魔神カノン」

作品解説
　あの「大魔神」が復活する！
　圧制に苦しむ人々を救うため、一人の乙女が祈りを捧げることで、巨大な武神像が動き出し、悪人を懲らしめるというストーリーで、1966年に大映によって制作された特撮時代劇映画「大魔神」シリーズが原作。映画シリーズでは、“怒り”がクローズアップされてきた大魔神だが、本作では“祈り”の心で悪と対峙していくという。
　主人公カノンの心の成長と大魔神の復活を描いていくのは、「仮面ライダークウガ」をはじめとする平成ライダーシリーズの生みの親である高寺重徳プロデューサーだ。TVドラマでは異例の総製作費10億円が投入され、繊細なドラマと、スペクタクルな映像が融合さる見ごたえのある作品になるだろう。
　また、1000人を超えるオーディションの中から選ばれた、主人公のカノン役を演じる里久鳴祐果にも注目したい。

（C）2010大魔神カノン製作委員会

あらすじ
　こころ、よびさませ！
　君が信じれば、魔神（かれ）は目覚める。
　現代、東京……。
　この街では、多くの若者たちが自分の生き方を求めてさまよっている。
　歌うことが好きで、自分の歌で人々が幸せになってくれたら……という夢を持って、山形の田舎町から東京に上京してきた主人公のカノンも、そんな若者の一人だった。
　しかし、幼い頃から人と人は信じ合って生きるものだと思ってきた彼女は、東京での暮らすの中で、厳しい現実を知ることとなる。人に裏切られ、傷つき、人を信じることができなくなってしまっただけでなく、愛していた歌までも、信じていた人によって奪われてしまったのだった……。
　そんな頃、街には“人に恨みを持つ人間”が転生した悪霊が、蠢き始めていた。その存在に気づいたのは、“オンバケ”と呼ばれる妖怪たちだった。彼らは人間に大切にされ、愛情を注がれた器物や動物たちが転生したもので、人間たちに恩を返すために、人間社会で日夜働いているのだった。
　彼らの中には“ブジンサマ”と呼ばれる、ひと際大きなオンバケがいた。大きな慈悲の心を持つジンサマは、悪霊を封じるために必要とされていたため、オンバケたちは悪霊たちを封じ込めるために、長い眠りについたブジンサマを甦らせようと動き出す……。
　かつて、ブジンサマは乙女の歌う「祈りの歌」によって目覚め、人々を救っていたことから、オンバケたちはその歌を歌う人間の女性を探し始めた。そう、現代において、ブジンサマに捧げる「祈りの歌」を歌うことができるのは、カノンだけだったのだ……。
　果たしてカノンは、自らの生き方をみつけ、奪われた歌を取り戻し、さらにはブジンサマを甦らせることができるのだろうか……。

（C）2010大魔神カノン製作委員会

スタッフ
製作総指揮：井上伸一郎
プロデューサー：高寺重徳
監督：坂本太郎、鈴村展弘、清水厚、北村拓司、江良圭、大峯靖弘
脚本：大石真司、荒川稔久、大西信介、関口美由紀ほか
特撮：三池敏夫
VFX：小坂一順
アクション：小池達朗
撮影：野村次郎
造形：若狭新一
音楽：佐橋俊彦
制作：ドッグシュガー
製作：2010大魔神カノン製作委員

オープニングテーマ　森山良子「Sing your heart out」
エンディングテーマ　Lia　「あした天気になぁれ」

（C）2010大魔神カノン製作委員会

（C）2010大魔神カノン製作委員会

キャスト
カノン：里久鳴祐果
タイヘイ：眞島秀和
イケチヨ：長澤奈央
トモスケ：山中祟
サワモリ：森豪士
ハシタカ：小川瀬里奈
オタキ：柴田理恵
ジュウゾウ：長門裕之
ほか

テレビ放送情報
テレビ東京　4月2日から毎週金曜日25:23～
テレビ大阪　4月6日から毎週火曜日25:30～
テレビ愛知　4月7日から毎週水曜日25:18～
TVQ九州放送　4月7日から毎週水曜日25:38～
（※放送日時は放送局の都合により変更になる場合があります）

公式サイトURL http://www.dm-kanon.com/

（C）2010大魔神カノン製作委員会

→次ページへ続く