「リアルタイムWeb」への流れが止まらない。ヤフー、グーグルに次ぐ“検索エンジン国内第3位”を伺う「NAVER」は3月30日、リアルタイムWebに対応する新機能「トピック検索」を追加した。
トピック検索とは、ニュースサイトやTwitter、ソーシャルブックマークなどで話題になっている最新のWebページを検索できる機能。Twitterとニュースサイトを串刺しにする点ではGoogleのリアルタイム検索に近いが、最大の売りは「ホットリンク」と呼ばれるネット上での“盛り上がり順”に検索結果を表示できることだ。ホットリンクでは、はてなブックマークのブックマーク数、Twitterや「NAVERまとめ」でのURL引用数を元に、NAVERが独自に集計した指標「話題度」を集計して表示する(更新日時順、関連度順のソートも可能)。
リアルタイム検索は、前述のグーグルのほか、米ヤフー(Yahoo!)や米マイクロソフト(Bing)がすでに導入済み(関連記事1)。ネイバージャパンは「Twitterだけでなく、ニュースやブログ、ソーシャルブックマーク、NAVERまとめなどと連携し、最適化して表示することで、最新の話題を一元的に入手できる」と他社との違いを説明する。また、トピック検索のクロール対象となるニュースサイトも、Googleの「610サイト以上」に対して「国内最大級の約950サイトに対応した」という。
トピック検索の開始に合わせて、NAVERは昨夏のサービス開始後、初めてトップページ、検索結果のユーザーインターフェイスを刷新した。トップページに注目度の高いトピックを表示したり、統合検索結果にトピック検索の結果を優先的に表示したりするなど、リアルタイム性を重視したデザインに変更した。