スペック上はインテルの6コアCPU「Core i7-980X Extreme Edition」(以下:980X)と全く同じとなる「Xeon W3680」の販売が今日から始まった。
「Xeon W3680」の主なスペックは、物理コア数が6、Hyper-Threadingにより論理コア数が12、製造プロセスが32nm、クロック周波数が3.33GHz(TurboBoost時は3.6GHz)、L2キャッシュ容量が256KB×6、L3キャッシュ容量が12MB、TDPが130Wというもの。これは先日発表はされたものの単体での販売が未だスタートしていない「980X」と同じものとなる。思い出されるのは、品薄解消の手段として45nm版Core 2シリーズの代替品として使われたLGA775版Xeon。今回は未発売で入手不能な「980X」の代替品として「Xeon W3680」がスポットを浴びた格好だ。
対応マザーボードについては、ソフマップリユース総合館では「X58」搭載のインテル純正モデル「DX58SO」での動作確認(保証するものではない)を挙げているほか、T-ZONE.PC DIY SHOPではASUSTeKのサーバー/ワークステーション向けの3モデル 「P6T WS Professional」「P6T6 WS Revolution」「P6T7 WS SuperComputer」を対応モデルとして掲示中だ。自己責任の部分はあるものの、「980X」の発売を待ちきれないユーザーにとっては気になる存在といえそうだ。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPで10万4454円、ソフマップリユース総合館で10万5800円となっている。