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妥協しない高品質電源選び 第4回

妥協しない高品質電源選び【Thermaltake編】

2010年04月08日 18時00分更新

文● 宇野 貴教

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強烈な個性を身にまとうThermaltake製品の合言葉は、
最高の「品質」「性能」「信頼性」

Thermaltakeは公式サイトで「PCケース、CPUクーラー、電源ユニットにおいて『最高の品質』『性能』『信頼性』を提供します」と企業理念を掲げている

――冷却ファンの選定基準は何でしょう。

Thermaltake 冷却面、静音面ともにファンのブレード形状に工夫をしており、風量を増加させつつ静音化も追求しております。また、ファンに採用しているベアリングにも高品質のものを用いることにより静音性をさらに考慮しております。

Toughpower XTシリーズに搭載されている140mmファンは日本製8mmベアリングを使用する静音仕様。また冷却においては、筐体温度に基づいて回転数を制御するS.F.C(スマート・ファン・コントロール)Quietテクノロジーを採用している


――ケーブルの取り回し・使い勝手についてのお考えは?

Thermaltake 冷却において重要であるエアフローを確立させるため、ケース内のケーブル類のマネジメントは必須であると考えています。そのため、当製品では特徴のひとつとして挙げられるロングケーブルを採用しています。不要なケーブルを着脱可能にすると共に、必須ケーブルの長さを延長させ、マザーボードの背面側へケーブルを通すといったレイアウトに、余裕で対応できるようにしております。また12Vを1ラインにすることで、最小限のケーブル使用でPCの構成に耐えられるよう考えられています。

余ったケーブルはエアフローの大敵だが、Thermaltakeはあえてロングケーブルを選んだ。これはマザーボードの背面を通すことでエアフローへの干渉を物理的になくすよう設計されているためだ


――読者が興味を抱きそうな「メーカー豆知識」があれば教えてください。

Thermaltake Thermaltakeは新しいことへのチャレンジを常に続けています。PCケースの話になりますが、弊社の「LeveL10」を見ていただければ分かるように、今までにないものをリリースすることを心がけています。

 また、世界各国で著名な賞を受賞しています。日本国内にてPCケース「LeveL10」がグッドデザイン賞2009を受賞しました。そのほかにも、ミドルタワーPCケースで「ElementG」が価格.comのプロダクトアワード2009の金賞を受賞しています。

ThermaltakeのPCケースに共通する、異形とでもいうべき独自デザインは自作ユーザーの心を捕らえて離さない魅力がある


――最後に、今後の展開などについて一言どうぞ。

Thermaltake 電源市場は現在、激戦を繰り広げています。その中で我々の技術に対する取り組み、サポート面の充実をより強め、ユーザーの皆様の選択肢の一つとして確立できるよう日々努力をしていきます。ユーザーの皆様により良い製品をお手元に届けたいと考えています。

Thermaltakeほど強烈な個性が確立しているメーカーも少ないだろう。今年も個性的な電源ユニットの登場を期待していいのではないだろうか(画像は昨年CAFFE SOLARE LinuxCafe秋葉原にて行なわれたThermaltake主催のイベント「サーマルキャンプ2009 in 秋葉原」の様子)

Thermaltakeのウェブサイトには、推奨電力計算ができるコンテンツを電源購入のサポートとして用意している

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