すんzりヴぇrPさんが選ぶ名盤ベスト9
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実験の夜、発見の朝 |
本人は作った当初、気に入ってない、みたいなことを言ってたみたいだけど、空気を読まずに最高だと思ってしまう一枚。なぜかco-produceに福富幸宏。13曲目「I love you」は僕にとって20世紀最後の名曲。パラガの歌はいろんな景色が目に浮かぶから、ついつい目を閉じて聴いてしまう。
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Where You Been |
ボソボソ歌われる歌と轟音ギター。当時、無気力とか怠惰とかそういう態度の代表バンドみたいに言われていたので、共感できるかもと思って聴いてた。J Mascisのつぶやきはギターと一緒に奏でられる。こんな風につぶやきたいぜ!
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パレード(紙ジャケ SHM-CD) |
とにかく一回ドン引きさせて、そしてすぐさま元の位置に戻してみると、さっきまでいた世界が180度違って見える。そんなアルバム。度肝を抜くようなアレンジなのに手ざわりはビートルズ並の敷居の低さ。プリンスみたいな音楽だね、と一度は言われてみたいと思ってる。
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僕らは電気の原始人 |
このアルバムが4トラックテープでレコーディングされているということを言っても誰が信じるんだろう、っていつも思う。そしてそんなことどうでも良くなる圧倒的演奏力。そしてさらにそれすらもどうでも良くさせるほどのアイディアの数々。
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ローザ・ルクセンブルグII |
■ ROSA LUXEMBURG2/ROSALUXEMBURG
ずっとわけが分からなかったけど、大人になってからカッコイイと思うようになったのがローザ・ルクセンブルグ。このアルバムの楽譜を買ってギターのコピーに明け暮れた学生のころの僕の興奮は、2007年末、ニコニコ動画に初音ミクを使った曲を投稿するときに再現されたのでした。
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CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL:CHRONICLE THE 20 GREATESTHITS |
■ CHRONICLE THE 20 GREATESTHITS/CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL
泥くさいアメリカ南部の音楽に憧れたカリフォルニアのバンド。あこがれているけど、それそのものになれないチグハグさが良い。そして曲がやはり良い。頑張りすぎてるジョンフォガティのtoo much感が最高。
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Stand! |
■ STAND!/SLY AND THE FAMILY STONE
ローザ・ルクセンブルグを知ったとき、必ず知らねばならなかった知識=スライ。これを聴いたおかげで、さかのぼってローザ・ルクセンブルグの良さが分かったところもある。
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There Goes Rhymin' Simon |
■ There Goes Rhymin' Simon/Paul Simon
憂いがあって、でもポップ、というのが僕は好きなので、Paul Simonはもれなく大好き。こういうのはボカロでやっても意味がない。声を震わせて、息を切らせて歌うことで響く歌。
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PIERCED |
実はぼくが自分で歌をうたうときに意識するボーカリストのひとりが五島良子さんだったりする。誰も言ってくれないけど。呪いと祝いの振り幅を行ったり来たりする五島さんの歌がとても良い。そして何より曲が良い。
著者紹介――四本淑三
1963年生まれ。高校時代にロッキング・オンで音楽ライターとしてデビューするも、音楽業界に疑問を感じてすぐ引退。現在はインターネット時代ならではの音楽シーンのあり方に興味を持ち、ガジェット音楽やボーカロイドシーンをフォローするフリーライター。
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