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運用管理の自動化やネットワーク構成ツール、バックアップまで

マルチベンダーでもOK!HPの仮想化統合管理ツール4種

2010年03月26日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 3月25日、日本ヒューレット・パッカード(HP)は仮想化環境の運用管理を効率化する統合管理ツール4製品を発表した。管理の自動化や可視化、データやアプリケーションの保護などをマルチベンダー環境で行なうことで、複雑化する仮想化環境の運用管理を容易にする。

Smart Plug-Ins for Virtualization Infrastructure
ITインフラ全体を監視し、可用性とパフォーマンスを管理するHP Operations Manager software用のプラグイン。仮想化環境での監視機能を拡張し、物理・仮想の混在環境、マルチベンダーの環境において統一した管理コンソールを提供する。VMware vSphere 4.0/ESX、Microsoft Hyper-Vに対応。仮想化環境でのイベント監視、特有の性能ボトルネック検知などが実現する。構成情報も自動的に収集し、仮想マシンの移動時はそれをマップに反映させる。価格は9万6000円(税込)から。
HP Operations Orchestration software 7.6
運用手順やソフトウェアリリースの自動化を図るソフトウェア。新たにVMware vSphere 4.0/ESX、Microsoft Hyper-Vに対応し、各種の手順をワークフローとして自動化し、実行状態をGUI環境にリアルタイムに表示する。作業時間の短縮や精の向上、コスト削減などを実現する。 価格は2688万円(税込)から。
HP Data Protector software version 6.11
仮想化環境に対応し、暗号化や重複排除などの機能を持ったバックアップ・リカバリソフトウェア。新たにHyper-V環境において、VSS機能を用いたオンラインバックアップに対応した。また、HP XP・EVA/Lefthandなどのディスクアレイ装置と組み合わせることによるダウンタイムのないバックアップも可能になった。プロキシサーバーを介することで、Citrix Xen環境のオンラインバックアップも行なえる。価格は18万4800円(税込)から。
HP Network Automation software 7.60
マルチベンダー環境でのネットワークの構成やソフトウェア変更を管理するソフトウェアで、仮想化されたネットワークの管理にも対応。新たにVMware ESX環境のvSwitchのサポートを強化し、物理スイッチとの統合を実現した。価格は174万7200円(税込)から。

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