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Google、AdWordsのブランドキーワードを巡る商標権侵害訴訟で勝訴

2010年03月24日 19時36分更新

記事提供:WPJ

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欧州連合(EU)の欧州司法裁判所は2010年3月23日、インターネット検索最大手・Googleが広告主に商標を検索キーワードとして販売することについて、欧州の商標権法に違反していないとの判断を示した。

フランスの高級ブランド・LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン(以下、LVMH)は、Googleが他の広告主に同社のブランドなどの商標キーワードを販売するのは商標法に違反するとして提訴していた。こうした商標キーワードは、偽ブランド品を販売する業者の多くも購入しているという背景もある。

欧州司法裁判所は、Googleが商標キーワードをそのライバル会社に販売することは、商標法の違反に違反しないとの判断を示した。また、Google AdWordsシステムはインターネット・ホスティングサービスを保護する欧州法が適用されるとの判断も下した。つまり、Googleは広告の掲載場所であり、リンク先ページに掲載するコンテンツについて責任を負うのは広告主であるという主張を支持した。一方で、商標権の所有者が権利の侵害を訴えた場合、Googleは広告を削除する義務があることも確認された。

この判決を受けてGoogleは同日、公式ブログで「今回の判決内容は、インターネット上の自由な情報流通を支える基本的な原理原則であり、重要なことだ」と歓迎のコメントを掲載した。同社は、キーワード登録を商標権侵害とみなすことは、人々の情報アクセスに制限を加えることになると主張していた。たとえば特定の自動車ブランドで検索したユーザは、単に同自動車の公式サイトだけでなく、ディーラーや中古車、レビュー、同カテゴリの他の車に関心を持っている場合があり、商標権の制限はこうしたユーザの興味・関心に応えられなくなる恐れがあるからだ。

判決はEUに加盟する27カ国全てに適用される。

Googleは2003年頃からルイヴィトンをはじめとして欧米各国でアドワーズのキーワードを巡る商標権侵害訴訟を起こされている。

European Court of Justice rules in Google’s favour [Google]
http://googleblog.blogspot.com/2010/03/european-court-of-justice-rules-in.html

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