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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第68回

中学生iPhoneアプリ開発者・Tehu氏の夢

2010年03月22日 12時00分更新

文● 古田雄介

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将来の夢はシリコンバレーのプログラマー

―― では、今後の目標について教えてください。iTehuのプロフィール欄に「Mac OS Xサポート(現在勉強中)」と書いてありました。近々ではMac系のアプリを開発していくんですか?

Tehu そうなんですけど、長い道のりだと思います。Mac OS Xには、iPhoneでは使えない機能が何十倍も何百倍もあるんですよ。それらを知識としてため込んでいかないとアプリが作れないですからね。Mac OS Xならではというか、iPhoneにはない機能をバンバン使っていかないと、やっぱりダメですから。

 勉強が済んでちゃんと開発できるようになったら、iPhoneの健康計算機みたいなたくさんの人に喜んでもらえるものを作って、それでひと区切りつけて、今度はWindowsでも何か作っていきたいと思っています。たぶん、MacからWindowsへは基本的に言語が変わるだけなので、iPhoneからMacのときよりはやりやすいかなと。

 ただ、そうやってOSを増やしていっても、iPhoneやiPad向けのアプリを中心に作り続けると思います。やっぱり、世界的にiPhoneのほうが流行っていますからね。


―― プロフィールに「将来の夢:医師かプログラマーか科学者」と書いてましたが、この中のプログラマーになる方向に進んでいる印象を受けます。

Tehu そうですね、夢はプログラマーです。まずは日本の大学に行って、プログラムをもっと深く学びたいと思っています。卒業したらアメリカの大学院に行って、さらに深く勉強したいですね。そして、シリコンバレーの企業に入って、色々なプログラムを作っていきたいです。


―― 中学生でそこまで具体的に将来を見据えているのはすごいですね。日本ではなくアメリカの企業で働きたいのは、以前アメリカを旅行したのが大きいんですか?

Tehu はい。日本だとノルマでギチギチに仕事して、一日中ずっと真面目に仕事しているってイメージがあるんです。ドラマに出てくる会社の雰囲気みたいな。アメリカは、そういうしがらみみたいなものがなくて、自分の考えている仕事に集中できるかなというのがあります。


―― 少なくとも、今はそういうイメージが日本の企業にあるわけですね。けっこう勉強になります(笑)。渡米するとなると、英語の勉強が大変そうですね。

Tehu 頑張ります(笑)。まずは英語嫌いを克服して、そのうえでコンピューターに関する知識も深めたいなと。それが一番ですね。



筆者紹介──古田雄介


古田雄介

 元建設現場監督&元葬儀業者&現古銭マニア&毎週仕事で秋葉原と都内量販店に足繁く通う毎日を送る現デジタルライター。「古田雄介のブログ」ではみなさんのお勧めサイトを募集中です。中学生の頃は何の夢も持っていませんでした。




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