【速報】ミクポルシェ、初陣・鈴鹿の予選はトラブル無く通過！

2010年03月21日 02時28分更新

文● 末岡大祐／ASCII.jp編集部　写真●加藤智充、編集部

関係者インタビュー

大橋監督

　今日はまだセッティング出しの途中だったんです。テスト走行のときは時間が足らずに調整できなかった部分も結構ありまして。クルマはある程度できあがっているんですが、そのうえでコーナリングスピードをどうするか、姿勢を安定させるためにどうするかなど、そういう部分を今日の朝のフリー走行で調整して予選に臨みました。そのおかげで、最後にある程度納得のいくセッティングが出たかなあ、と。その結果が番場選手の2分6秒台というタイムだったわけです。

　決勝前のフリー走行では、フルタンク（燃料満タン）での走りがまだ未経験なので、その辺を重点的にテストしていくつもりです。フルタンク状態がどういう影響が出るのかわからないので。決勝は……そうですねえ、なんとかポイント圏内に入ってほしいところですね。

番場選手

　予選を終わってみて……、クルマも乗りやすくなったし、僕らドライバーもポルシェにアジャストしないといけないので、それがちょっとずつできるようになってきて、それが全体的にタイムに繋がったんだと思います。ドライバーは自分が一番ってところがあるんで（笑）、ついつい自分のスタイルにクルマを合わせようとしちゃうんですが、それが速さに繋がるとは限らないんですね。そして乗りやすいから速いってのもまた違う。

　このミクポルシェが持っているポテンシャルを見極めるまでは、すぐにダメだと言わずに、まずは自分の腕で修正するようにしています。ポルシェならではの動かし方というのがあるので、今は探りながらやってる状態です。決勝は16位からスタートですが、最低でも12位くらい、欲を言えばポイント圏内に滑り込みたいと思います。

佐々木選手

　まず、セッション2で残れなくてすいませんでした！　自分ではかなりチャレンジしているつもりなんですけど、なかなかタイムに結びつかない。今の自分のレベルはまだここなんだろうと思い知らされました。番場選手とのタイム差も、これが腕の差なんだと。2回のコースアウトは、ついうっかりとかじゃなく、もっと曲げてもっと踏んでと限界を探っていたからです。2回目はGT500のマシンを避けたってのもありますが。クルマを思い通りに動かせないもどかしさもあり、今回の結果は本当に悔しいです！

　番場選手とデータロガーを比べると、最初のほうのセクションは全然タイム差がないんですよ。でもデグナーあたりからちょっとずつ差が出てきて、一番大きく違うのはシケインですね。ブレーキングポイントは変わらないんですけど、飛び込み方でしょうか、ブレーキを強く踏むか弱く踏むかがタイムに大きく出ているんだと思います。明日の決勝では、少しでも順位を上げるために、自分ができることをしっかり把握したうえでドライブするつもりです！