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マインスイーパー好き必携の「MINES FEEL」

2010年03月19日 12時00分更新

文● 倉西誠一

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MinesFeel

 MinesFeel 1.0.1

 作者:RucKyGAMES
 価格:115円


 RucKyGAMESタイトルをセレクトして紹介しようという試みは、本当に悩みました。じゃあ、全部書けば? という話かもしれませんが、それはそれで大変だったりもするわけでかんべんしてください。いろいろ悩んだのですが、今回の一連の流れの中では、これを最後の一本にしようかと。「MinesFeel」。マインスイーパーのルールをアレンジしたゲームが収録されています。

 まず、通常のマインスイーパーです。

 ソリティアをよく知らなかったのと同じ理由で(Windowsユーザーではない)、マインスイーパーもよく分かってないんですけど、要は盤面に爆弾が隠されていて、どこに隠されているかは数字をヒントに判断して、でもって、爆弾がないところを全部指摘する……ということですよね? 全部指摘するといっても、全部タップする必要はないみたいですが。

遊び方その1。通常のマインスイーパー

 お次は「SERCHER」と名づけられたモードです。

 爆弾の位置はすべて明かされていて、画面上部に数字が表示されています(この場合は「3」です)。この数字の位置はどこか? というものを探すわけです。なるほどね。これは面白い!

遊び方その2「SERCHER」。爆弾の場所はオープンになっていて、画面上の数字が当てはまる場所を探します

 最後は「DOUBTER」。嘘付きモードです。

 爆弾の位置も数字もすべてオープンになっているのですが、嘘を付いている数字があります。これ! これは「4」じゃない! ん~、なるほどなぁ、これも面白いです。

遊び方その3「DOUBTER」。爆弾も数字もオープンになってますが、間違っている場所があります

 以前の記事で、RucKyGAMESの1つの特徴は「批評的であり創造的であるところのバランス」にあると書きました。このタイトルは、その批評的な部分が色濃く出たものですね。開発者の方にこういうのは失礼かもしれませんが、目のつけどころがやっぱりユニーク。

 彼のタイトル群の中には、七並べや大富豪といったトランプゲームもあります。ゲームのルールを考える、解釈するということが、やっぱり得意なんでしょうね。「リーゼント VS トロンボーン」や「i刺身」といったアゴがはずれるタイトルも楽しみですが、こういう路線もぜひ、続けていってもらいたいものです、はい。

 ……と、おそらくヤツが寝ている時間帯に書いているので、無用な台無しつぶやきを受けなくて済みました(笑)。


 電撃ゲームス3月19日発売号では、スタジオルーペさん、RucKyGAMESさんへのメールインタビューを掲載させていただいています! ぜひ、チェックしてみてください。よろしくお願いいたします。


筆者紹介──倉西誠一


石川県金沢市出身の元・電撃PlayStation編集長。著書は「モンスターハンター」シリーズのプレイログである「狩られ道」「狩られ道豪黒毛」(いずれもアスキー・メディアワークス)だが、最近はすっかりiPhoneゲーマー。Twitterアカウントはkararemichi



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