店内はシックなアースカラーでまとめられ、少し照明も暗めになっているので、とても落ち着いた雰囲気だ。とはいえ、各テーブルにはスポットのダウンライトが設置されているので、本や書類を読むにはじゅぶんの明るさとなっている。
また入口側にはステージがあり、ウサギさんが踊ったり歌ったりといったエンターテインメント要素もある。一番奥はオープンキッチンになっており(ガラスで遮蔽されているが)、キッチンメイドならぬキッチンウサギさんが、ちょこまかと忙しく料理を作っている姿が見られるのがポイント高し!
写真を見て分かるとおり、おそらくアキバで一番広いメイド喫茶だろう。2人用のテーブル席が19、4人席が11に加え、うさぎの森のシンボルとなっている大きな木を囲むカウンター席が19ある。なお、カウンター席を希望の場合にのみ500円のテーブルチャージが発生。森のご神木の拝観料だと思えば、さほど高いという設定ではないだろう。テーブル席はノーチャージなので安心してほしい。
テーブルに案内されると、ランタンが机に置かれ、お冷やとメニューが渡される。さらにうれしいのが、おしぼりのサービス! 数年前までは、何店かで暖かいタオルのおしぼりを出してくれていたが、不況のせいか大半は紙製のものにチェンジ。暑い夏や寒い冬には、うれしいサービスだ。
そしてアテンドのウサギさんからのウェルカムメッセージ。
噛むのも萌えのひとつである! |
気になるのは「デンデン太鼓」だろう。各テーブルには、太鼓のほかにベル、鈴、カスタネットなどが置かれており、ウサギさんに何かをお願いしたいときには、これを鳴らすというしくみだ。なおウサギさんの話によれば「カスタネットの音が小さくて聞きにくいんです。カスタネット席のご主人様は、一生懸命ならしてくださいね」ということだった。
メニューをオーダーすると、ウサギさんはランタンを持って厨房にオーダーを入れる。どうやらランタンは、未オーダーのご主人様を見分けるマーカーにもなっているようだ。
メニューの詳細は、Webページを参照してほしいが、今回はウサギさんのオススメで「すきすきお月見おぼろやき」をオーダー。焼きソバと目玉焼きの入った広島風お好み焼きに、味噌汁のセットで1300円。ドリンクセットにすると単品で800円のドリンクが300円になるので、これまたウサギさんオススメの「どっちつかずのコウモリさん」をチョイス。これはコーラとカルピスを混ぜたものだという。ん〜、どんな味なんだろう?
厨房の奥では、さっそく調理が始まったようだ。今回は特別にキッチン前まで行って撮影をさせてもらったが「その様子を近くから見たい!」という場合は、4人で行くとキッチン前の可能性が高くなる。これ自称メイドキングの俺からのポイント!
メイド喫茶の多くは、水周りや火気の問題で、チン!な料理が多い中、うさぎの森のキッチンは超本格的。これにウサギさんたちの愛と萌えのスパイスが加われば、まずいワケがない!ってもんだ。しかも、おそらくアキバでココだけというのが大きな鉄板だ。さすが日本橋からお引っ越ししてきた「うさぎの森」と言ったところだろう。
調理中の写真を見れば分かるとおり、ボリューム満点でガッツリ食べられる。おそらく女性なら2人で1枚が限界だろう。
またもうひとつのオススメメニューが巨大おにぎり。もちろん普通サイズのおにぎりもあるが、男なら「爆弾」と呼ばれるコイツを食らいたい!
いや〜、ウサギちゃん可愛い……。はっ!違った! なんてウマそうな料理なんだ! ちなみにおにぎりの中身は、定番のツナ、梅、シャケ、おかか、昆布に加え、高菜と「からあげ」もある! 次にプライベートで来たら、絶対に爆弾のからあげだな。
調理が終わると、フロアのウサギさんがサーブ。
ううう!俺の!俺様のお好み焼きは、どれだー! 探すもまだ厨房から出てこない……。
そして遂に登場! オーダーした「すきすきお月見おぼろやき」(広島風お好み焼き)! どうやらできあがったあとに、味噌汁をセットしててくれたみたい。
お料理を運んできれくれたウサギさんは、「これは○○ウサギが愛情込めて作ったお好み焼きです♪」という感じで、キッチンウサギさんの名前も教えてくれる。「一緒に愛情込めて呪文を唱えてください系」の店が多い中、このセリフは斬新! っつーか、アレ罰ゲームみたいで、俺苦手なんだわ(笑)。自称メイドキングなのに……。
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