Kiss X3と比較をしてみる
Kiss X4の画質はX3からどれほど進化しているのか、まずはピクチャースタイルの撮影画像を比較してみた。
Kiss X4の撮影サンプル
Kiss X3の撮影サンプル
どちらも似たような傾向にあることが判る。ただ、X3に比べてX4のほうが若干色の飽和があるように感じられる。発色のヌケもX3のほうが良く、クリアな印象だと感じた。
次に、同じ条件でオートライティングオプティマイザの差を見てみた。今回からカスタムファンクション内ではなく、メニューに直接設置されだ。いままでよりもアクセスしやすく気楽に設定の変更が可能になっている。設定がアクセスしやすく便利だが、できれば画像に合わせて適切な処理をしてくれるようにオート設定が欲しい所だ。
X4のオートライティングオプティマイザ
X3のオートライティングオプティマイザ
X4は順光に近い条件のせいか、あまり差が出ていないが、影になっている部分を見比べると設定通りに暗部に補正がかかっていくことがわかる。X3でも傾向は同じで、今回の撮影条件では効果は弱め。主にシャドー部を補正する機能のはずだが、設定の強弱に合わせてハイライト部分も同じように明るさが変化している。
さて、X3では主にハイライト側の白飛びを抑えるための機能としてオートライティングオプティマイザと「高輝度・階調優先」機能を併用できた。しかし、X4では同時使用はできないようになっている。
たしかにハイライト側の白飛びは抑えられているが、同時に中間調からシャドー側にかけても同じくらい暗くなってしまっている。同じ機能がX3にもあるので見比べてみよう。
KissX4の高輝度・階調優先機能
KissX3の高輝度・階調優先機能
ハイライトを抑えると同時に全体的に露出が抑えられている。X4のほうが差は大きいがX3でも傾向としては似た感じだ。