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仮想アプライアンスという選択肢 第4回

仮想化により柔軟な構成を迅速に実現可能に

マクニカ、Citrix NetScalerの仮想アプライアンスを販売

2010年03月12日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 3月11日、マクニカネットワークスは「Citrix NetScaler」の仮想アプライアンス版である「NetScaler VPX」の販売を開始すると発表した。

 NetScaler VPXは、ハードウェアアプライアンス「NetScaler MPX」の機能を、Xen ServerやVMware ESXなどのハイパーバイザーによる仮想環境上で提供する仮想イメージ。物理インフラの制約に左右されることがないため、全体的なコストを削減しつつ、アプリケーションの拡張に対して柔軟かつ迅速に対応できる。たとえば、災害復旧への活用や、突発的なトラフィックの増大への対応が可能になるという。また、待機中の仮想NetScalerを外部のクラウド環境に移行することで、柔軟なシステム移行や追加導入が実現する。

NetScaler VPXのメリット

 NetScaler VPXは1台の物理サーバー上に複数インストールできる。このため、データセンターサービスの提供者は、専用のネットワーク機器やサーバーを追加することなく、マルチテナント型のサービスを容易に提供できるようになる。各テナントのニーズの変化に応じて、NetScaler VPXに機能を容易に追加し、さらにNetScaler MPXへ移行することも可能だ。

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