家中のテレビをまとめて地デジ化
高機能地デジチューナー&無線LAN
次は、「家中地デジ化」のプランを考えてみたい。すでに大画面薄型テレビのポイントで小型テレビをもう1台手に入れられることは紹介ずみだが、今やテレビは「1部屋に1台」の時代。さすがに複数の小型テレビを手に入れる余裕はない。
そんなときに便利なのが、外付けの地デジチューナー。簡易型デジタルチューナーなら1万円程度で手に入れることもできるので、ポイントだけで家にある複数のテレビをまとめて地デジ化することも余裕だ。ここでは、ポイントに余裕があることもあり、高機能チューナーをチョイスしてみた。
それが、アイ・オー・データ機器の「HVT-BCT300」(実売予想価格2万5000円前後、3月下旬発売)。これは、地デジ/BS/110度CSチューナー内蔵のモデルだが、なんとUSB HDDを接続すれば、テレビ録画もできるスグレモノ(関連記事)。
1TB HDDを一緒に手に入れてもおよそ3万5000円ほどとリーズナブル。しかも、本機にはまだまだ凄いところがある。それがメディアプレーヤー機能。DLNAクライアント機能を持つので、リビングにあるBDレコで録画した番組や、パソコン、NASに保存した動画、静止画などをLAN経由で再生できる。
また、SDメモリーカードに保存したAVCHD動画を再生したり、インターネットの動画配信サイトの視聴にまで対応する。これだけの機能を持った地デジチューナーは珍しい。まさに「家中地デジ化」には最適なチューナーと言える。
さて、薄型テレビには地デジ放送の開始以来、ほとんどのモデルにEthernet端子が備わっており、最新のモデルならばさまざまなネットワーク機能が搭載されている。にも関わらず、薄型テレビをネットワークに接続しているユーザーはごく一部だという。
その理由は、ネットワーク機能にまだ関心を持っていない人も多いが、なによりも、部屋中にLANケーブルの配線を引き回すのが難しいということが大きいだろう。
そこで、手軽にネットワーク接続ができる無線LANに注目があつまっている。USB端子に接続するだけの無線LANアダプターに対応したテレビやBDレコも登場してきている。
無線LANは、最新モデルの無線LANアダプター対応モデルだけのものと思われがちだが、そんなことはない。いわゆる無線LANコンバーターを使えば、Ethernet端子を持つすべての薄型テレビで無線LAN接続を実現できる。
無線LANコンバーターは、送信側となる親機をルーターなどに接続し、子機はテレビと接続する。親機と子機のセットで購入すれば、接続設定(ペアリング)は済んでいるので、難しい設定などは不要。手軽にケーブルを引き回すことなくネットワーク接続が可能だ。
アイ・オー・データ機器の「WN-LA/C-S」の場合、実売価格は1万8000円前後。先ほどの高機能地デジチューナーとまとめて手に入れてもまだ予算内だ。複数のテレビを無線LANでネットワーク接続したい場合は子機(WN-LA/C、実売価格9800円)だけを追加で増やせる。
これで、家の中のテレビをまとめて地デジ化し、そのうえネットワーク接続まで実現できてしまう。これはなかなか良い購入プランだと自画自賛したくなる。
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