3月11日、HDEはWebとメールに対応するセキュリティアプライアンス「tapirus(タピルス)Mv1000/Mv2000」を発表した。
これは、2009年10月7日に発売したメールセキュリティアプライアンス「tapirus Miシリーズ」に、Web関連のセキュリティ機能を追加した製品。SMTP/POP/HTTP/FTPに対応するエフセキュア製アンチウイルスエンジンを、スパム対策にはHDEが開発を続けていた迷惑メール対策ソフトウェア「HDE Anti-Spam」と同等のエンジンを搭載する。
昨年から猛威をふるうGumblar対策として、HTTP通信を監視し、改ざんされたWebサイトへのアクセスをブロックすることが可能になっている。
Mv1000とMv2000の違いはハードウェアスペック。Mv1000は、CPUにAtom 330(1.60GHz)を採用し、2GBメモリ、160GB HDDを搭載する。筐体サイズは1/4Uで、ターゲットとするユーザー数は約1000名。Mv2000は、CPUにXeon X3440GHz)を採用し、メモリは4GB、HDDは160GB×2のRAID 1構成。ターゲットは約2000名となる。
価格(税込)は、Mv1000が製品価格79万8000円(初年度サポート費用込み)、次年度サポート更新費用が29万4000円。Mv2000は製品価格129万8000円(同)、次年度サポート更新費用が47万2500円となる。両製品とも、FTPとPOPチェックの利用時には、別途オプション費用が発生する。