Extreme級CPUも搭載可能!
並みのノートじゃありえないハイスペック
外観も独特なAlienware M15xだが、中身はそれ以上に独特だ。注文時にパーツ構成を選択可能な点はほかのデル製品と共通だが、用意されたコンポーネントはいずれも、ノートパソコンとしては最上級の高性能を実現可能となっている。主なコンポーネントは以下のとおり。
CPU | Core i7-920XM(2GHz)、Core i7-820QM(1.73GHz)、Core i7-720QM(1.60GHz) Core i5-540M(2.53GHz) |
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メモリー | DDR-1333 4/6/8GB |
GPU | GeForce GTX 260M(1GB)、GeForce GT 240M(512MB) |
ストレージ | HDD(7200rpm) 500GB、320GB、250GB SSD 256GB、128GB |
光学ドライブ | 記録型BDドライブ、BDコンボドライブ、DVDスーパーマルチドライブ |
ディスプレー | 15.6型ワイド/1920×1080ドット、15.6型ワイド/1600×900ドット |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit、同Professional 64bit、 同Ultimate 64bit |
特に注目すべき点は、CPUとGPU、それにディスプレーだろう。まずCPUには、ノート向けCore i7では唯一のExtreme EditionであるCore i7-920XM(2GHz)を選択可能。そのほかのラインナップにもクアッドコアのCore i7が並び、大型ノートの中でも屈指のCPU性能を実現できる。
GPUには、これまたノートパソコンでは珍しいGeForce GTX 260M、またはGeForce GT 240Mを選択可能となっている。ノート向けのGTX 260Mはデスクトップ向けの同名CPUとは異なり、デスクトップのGeForce 9800 GTX+などと同じG92bコア世代のGPUとなっている。スペック的には、デスクトップ向けのGeForce GT 240以上、GeForce GT 330と同程度のミドルクラスに近い性能を誇る。もちろん、熱の制約が厳しいノートパソコン用としてはトップクラスだ。
3点目のディスプレーであるが、15.6型でありながらフルHD解像度のパネルを選択できる点が大きな特徴となっている。もう1種類のディスプレーは1600×900ドットで、こちらも一般的なノートの1366×768ドットに比べればかなりの高解像度だ。フルHD解像度パネルと聞くと、「さぞや高いだろう」と思うかもしれない。だが、本稿執筆時点での価格差はたったの2625円。この価格差ならフルHDパネルを選びたいと思うのは当然だろう。
そのほかにも、メモリーは最大で8GBまで搭載できるので、強力なCPUパワーと合わせて、仮想OSソフトを動かす際も余裕で対応できるだろう。