国内メーカーとのアライアンス体制も
日本語版サービスの提供に合わせて、国内メーカーとの協業も進める。都内で3日に実施された発表会では、キヤノンの「imageFORMULA DR-150」(4月以降を予定)、ソニーの「VAIO」の全シリーズ(提供時期未定)、NTTドコモの「Xperia」などにバンドルされることが明らかになった。また、無線LAN内蔵のSDメモリーカード「Eye-Fi」に関しては、2GB版を購入したユーザーに対して、1年間のプレミアムサービス利用権を付与するキャンペーンも実施する。
これ以外にも、インフォテリアがEvernoteと連携可能なiPhoneアプリ「TwitCal」を開発中。Evernoteに保存したメモやデータから日付などのスケジュール情報を抽出して、カレンダーに自動的に追加する。TwitCalはTwitterとの連携機能も持つ。数日で開発された点にリビン氏も驚嘆したそうで、日本法人設立の背景には優秀な国内の開発者を雇用したいという意図も含まれていると話す。
バリューイノベーションは「保存するメモ帳 abrAsus」を展示した。これは、A4の紙を折りたたんで運ぶための収納ケースで、メモは手書きで取り、後からスキャナーやデジタルカメラで画像として保存する。
その画像をMobielMeやGmailにアップして、データの電子化を行うというコンセプトだ。
非常にアナログな仕組みだが、もちろんEvernoteにアップロードすることも可能。同社ではEvernoteのロゴを刻印した製品の投入も予定している。
ケビン氏は「Evernoteの新規ユーザーのうち、口コミで紹介される割合は非常に高い」と話す。こういった機器への搭載を進めることで、Evernoteの認知度を高め、ユーザー数の向上を図っていきたいとしている。