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日本法人も90日以内に開設

記憶するウェブサイト「Evernote」、日本正式サービス開始

2010年03月04日 06時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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発表会には、パートナー各社の代表者が集まった

国内メーカーとのアライアンス体制も

 日本語版サービスの提供に合わせて、国内メーカーとの協業も進める。都内で3日に実施された発表会では、キヤノンの「imageFORMULA DR-150」(4月以降を予定)、ソニーの「VAIO」の全シリーズ(提供時期未定)、NTTドコモの「Xperia」などにバンドルされることが明らかになった。また、無線LAN内蔵のSDメモリーカード「Eye-Fi」に関しては、2GB版を購入したユーザーに対して、1年間のプレミアムサービス利用権を付与するキャンペーンも実施する。

キヤノンのimageFORMULA DR-150

ソニーはウェブカムと連動した独自機能を追加したクライアントを開発している

EyeFiには4GB版もあるが、キャンペーンの対象となるのは当面2GB版のみとのこと

 これ以外にも、インフォテリアがEvernoteと連携可能なiPhoneアプリ「TwitCal」を開発中。Evernoteに保存したメモやデータから日付などのスケジュール情報を抽出して、カレンダーに自動的に追加する。TwitCalはTwitterとの連携機能も持つ。数日で開発された点にリビン氏も驚嘆したそうで、日本法人設立の背景には優秀な国内の開発者を雇用したいという意図も含まれていると話す。

TwitCal。iPhoneでの動作イメージ(左)。Evernoteに登録した画像やテキストデータから、日付などの抽出を行い、自動的にカレンダーに登録する(中央)。特徴はメールなどに書かれた自然な文章をそのまま保存するだけでも自動的に登録が可能である点だ(右)

保存するメモ帳 abrAsus。Evernoteをイメージさせるグリーンのカラーリング

 バリューイノベーションは「保存するメモ帳 abrAsus」を展示した。これは、A4の紙を折りたたんで運ぶための収納ケースで、メモは手書きで取り、後からスキャナーやデジタルカメラで画像として保存する。

 その画像をMobielMeやGmailにアップして、データの電子化を行うというコンセプトだ。

 非常にアナログな仕組みだが、もちろんEvernoteにアップロードすることも可能。同社ではEvernoteのロゴを刻印した製品の投入も予定している。

 ケビン氏は「Evernoteの新規ユーザーのうち、口コミで紹介される割合は非常に高い」と話す。こういった機器への搭載を進めることで、Evernoteの認知度を高め、ユーザー数の向上を図っていきたいとしている。

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