Netbookのように「回線とセットで激安価格」モデルも
―― Windows Embedded Edition搭載ということで、パソコンのようにも使えるのでしょうか? たとえばMicrosoft Officeをインストールしたり、プリンタをつないだりすることは出来ますか?
安達 ライセンスの関係もあり、ソフトを新たにインストールすることは出来ません。しかし、ブラウザでアクセスするコンテンツには制約はありませんので、Googleドキュメントのようなクラウド型のオフィスサービスを利用いただくことになりますね。
また、ドライバーは専用のものを用意する必要があるため、USBでつなげば何でも使えるというわけではありません。弊社が動作保証をしているキーボードやWebカメラ、外付けハードディスクのみ接続が出来ます。
―― とはいえ、限りなくパソコンに近いテレビですね。しかし、現在ROBROのようなパーソナルタイプの小型テレビも低価格化が進んでいます。その価格差についてはどのように捉えているのでしょうか?
安達 これまでご紹介してきたROBROならではの付加価値を理解・納得してもらうことももちろん重要なのですが、「パソコンに近い」という点を販売戦略に活かします。
パソコン販売では一般的になったISPとの同時契約で2万円前後までユーザーの負担額を抑えることが出来ますし、まもなくデータ通信カードとのセット販売も開始します。そちらではROBROでアナログ受信したテレビ放送を、外出先でも見ることができるロケーションフリーのサービスも提供する予定です。
―― 初期コストが2万円であれば、単機能の同型サイズテレビとも予算感は近くなってきますね。
安達 ニコニコ動画を楽しんでいるような若年層の方ももちろんなのですが、一人暮らしの高齢者の方にも、地デジだけでなく、ネットサービスも利用できる入り口となることを願っています。
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