地理情報システム(GIS)に断層や浸水しやすい地域などの防災情報を重ね合わせて管理・運用する、ITを活用した地域情報プラットフォーム「eコミウェア」が一般公開されている。
それこそ昭和の時代であれば、伝言板や井戸端会議で地域情報が共有されていたが、核家族や一人暮らし世帯が増えた現代には、むしろPCやケータイで閲覧できるシステムが有用だ。特に防災情報は、地域や自治体、関連企業などが共有して、新しく発見された情報を逐次追加・更新を続けてこそ意味をなす。eコミウェアがソースコードを一般公開したのも、そうした狙いがあるためだ。
このeコミウェアの利用を促進し、ノウハウや技術情報を共有するためのフォーラム設立を記念したシンポジウムが、3月24日に東京国際フォーラムで開催される。地域ぐるみでの防災にITの活用を考えている方は、気軽に参加してみてはいかがだろうか。
開催概要
- 日時
- 2010年3月24日(水)13:30-17:00
- 会場
- 東京国際フォーラム ホールD5(千代田区丸の内3-5-1)
- 参加費
- 無料
- 主催
- eコミウェアフォーラム、独立行政法人防災科学技術研究所
- パネリスト(敬称略、参加予定者)
- 中村圭吾(国土交通省河川局砂防部砂防計画課 課長補佐)
久保正彦(佐用町役場災害復興対策室 副室長、「さよっち」運営管理者)
増田和順(ラヂオつくば社長、つくば市民レポーター編集会議 事務局長)
藤倉潤一郎(地域協働推進機構 代表取締役)
中川 守(NTTネオメイト 取締役)
長坂俊成(独立行政法人防災科学技術研究所 リスク研究グループ長) - コーディネーター
- 臼田裕一郎(独立行政法人防災科学技術研究所 主任研究員)