このページの本文へ

行っとけ! Ubuntu道場! 第14回

~師範! Ubuntuの仲間たちで音楽制作ですよ! その2~

2010年02月25日 16時00分更新

文● hito(Ubuntu Japanese Team) イラスト●瀬尾浩史

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ご予算1万円から! Linuxなら、お手軽音楽制作!

やまね:機材揃えると、なんぼぐらいかかるんすかね。ゲーム機と同じぐらい? PC以外に必要なものが分かってない自分。

のがじゅん:1万円もあればマイクとミキサーとUSBオーディオインタフェース揃いますよ。

hito:本格的な機材だとインタフェースだけで10万ぐらいはしますけど、最低限だけで良ければ1万ぐらい。ちょっとまじめに揃えても3万あれば超余裕です。

やまね:おお、結構安い。そこは結構アピールというか、ポイントすな。

小林:ま、また微妙に分からない単語が……。USBオーディオインタフェースというのは、いわゆるUSB接続のサウンドカードみたいなやつのことでしょうか? 録音用にそういうものが必要、と。

hito:基本的にそうです。USB・外付けのサウンドデバイス。PC内蔵のノイズまみれになった世界よりは確実に録音に有利。

あわしろいくや:ごく普通のやつでいいんですかな?

のがじゅん:うーん、普通に売ってるのとは少し違って、ALESISとかAMERICAN AUDIOとか、そういう録音機材として売っているものですね。ミキサーが内蔵されているのもあって、ALESISの「MultiMix 4 USB」みたいなやつならマイクとUSBインタフェースだけで済みます。

USBインタフェースの4チャンネル・デスクトップミキサー。Ubuntuはメーカーのサポート対象ではないが、特に問題なく動作する。本体価格1万2800円とお手ごろ価格なので、これからLinuxでDTMを始めるならこういった入門機からスタートするといいかも

やまね:マイクが3000円ぐらいで、USBインターフェースが1万円ちょっと、と。

ミズノ:あとは静かな環境があれば録音できるわけですね。

のがじゅん:ま、機材揃えるのはやってみてからでいいかなと。

hito:お金に余裕がある人は、USB接続のオーディオインタフェースを揃える時に、MultiMix USBみたいに「ファンタム電源対応」と書かれてるヤツを選んでおくと高いマイクを買った時に後悔せずに済みますよー。高いマイクが本当に必要かは分かりませんが。

村田:オーディオインタフェースって、Ubuntuだと接続すれば認識すると思うんですけど、こういうスタジオ機材っぽいのでも同じですか?

hito:たいていはOK。たまーに、うまく周波数設定ができなくて使えない、とか、ノイズが入る、みたいなケースはありますけど。

のがじゅん:その辺はググって、良さそうな機材を探してからにすると良いと思います!

編集S:自分で楽器演奏できないとキビシイ、んですかね?

のがじゅん:いやそんなことないですよ。ラジカセのボタンを押して鼻歌録音したりとかって、子供の頃にしませんでした?

瀬尾浩史:待つペン。ジェネレーション・ギャップが危険なのペン。そこのエビフリャー星人が子供の頃にはラジカセが消えていた恐れがあるペン!

村田:物心ついたころにはCDでした。

のがじゅん:ぐふぅ。と、とにかく、録音ボタン押して鼻歌録音できるなら、あとはDAWに取り込んで音楽作れるんですよ! DTMとか言ってるけどそれに毛の生えたレベルでいいんです。

hito:鼻歌録音して死ぬほどエフェクトかけてサンプラにつっこんで、VSTiで演奏させてマスタリング、とかですね。

あわしろいくや:ボーカロイドもWineで動くらしいですしな。

のがじゅん:もちろん保証はないですけどね。

hito:とにかく始めるなら、PCにマイク入力ぐらいは付いてるでしょうから、Ubuntu Studio入れてマイクつなぐだけ、と。最初はちゃんとした機材でなくてもいーのではと思います。

のがじゅん:ベリンガーの機材なんか「Audacity」をバンドルしてたし、びんぼーバンドとLinuxは仲良しなんです!

小林:べりんがー?

hito:という、ミキサーとかエフェクタとかスタジオ機材を売ってるメーカーがあるのです。「2倍の性能を2分の1の価格で」がキャッチフレーズで、色んな人が愛好しています。

のがじゅん:バンドやる人にはおなじみですね。

やまね:ふむ。結構気軽にある程度まではできちゃうよ、と。

のがじゅん:ですね。「すぐできるからバンドやろうぜ!」とアピールしたいです。やったら楽しいから。

ベリンガーの安価なUSBオーディオインタフェース、「BEHRINGER UFO202/U-PHONO」。Ubuntuユーザにも人気のオーディオエディタ「Audacity」をはじめ、Linux対応のDAW「energyXT2.5 Compactベリンガーエディション」など豊富なフリーソフトウェアが付属する。実売価格は5000円前後


(次ページへ続く)

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン