高解像技術「レゾリューションプラス2」など、画質の実力も十分
REGZAシリーズとしてはエントリークラスに近いモデルだが、画質もしっかりこだわっている。高画質回路には「メタブレイン・プロ2」を搭載しており、超解像技術「レゾリューションプラス2」は、BDソフトなどの1080p映像の高精細化にも対応する。
そして、部屋の明るさや日の出/日の入りの時間に合わせて画質を自動で最適に調整する「おまかせドンピシャ高画質2」を搭載し、面倒な画質調整なしで手軽に高画質な映像を楽しめる。
テレビ放送やBDソフトで映像を確認してみると、くっきりとした見やすい映像が楽しめた。1366×768ドットの解像度ながら、細部のディテール表現も十分だ。どちらかというと、メリハリを効かせた映像だが、変に輪郭を強調した不自然さや派手さはなく、映画鑑賞などでもあまり不満は感じない。倍速表示も備えていないが、残像などが目に付くようなこともほとんどなかった。
気になる点は、液晶パネルがVA型のためか、視野角が少々狭いこと。26V型のサイズだと、机の上や棚の上などいろいろな場所に置かれるし、視聴位置も正面だけでなく、ベッドに寝転がりながら見ることも多い。それだけに視野角に制限があるのは少々気になるところ。個室やベットルームで使う場合は、置き場所は多少気を使ったほうがよさそうだ。また、見た目のコントラスト感を高めるためやや黒が沈み気味で、暗部がやや潰れ気味に感じた。暗いシーンの多い映画などを見る場合は、画質調整で黒の再現性を調整するといいだろう。
BDソフトの再生やテレビ録画が手軽に楽しめて、画質的にも十分な実力を持つ本機は、寝室などに置く2台目のテレビとしても有効に活用できそうだ。REGZAでは初めてのBD搭載モデルは、その手軽さと親しみやすさで、BDの普及にも貢献しそうなユニークなモデルと言えるだろう。