USB HDDを追加すれば、テレビ録画も可能
本機のもうひとつの特徴が、USB HDDの追加によるテレビ録画機能だ。背面の録画専用USB端子はバスパワー対応で、純正のUSB HDDとの接続はUSBケーブルだけで手軽に使える。HDDは最大8台まで登録できるので、録画容量の不足を気にする必要はないだろう。また、USBハブを使えば最大4台まで同時に接続することも可能だ。
録画機能はREGZAシリーズ共通のもので、よく見るニュース番組などを登録しておいて自動で更新録画を行なう「今すぐニュース」なども利用可能。ハイビジョン解像度の表示で文字もすっきりと読みやすい「レグザ番組表・ファイン」も使いやすく、スムーズにテレビ録画が行なえる。
ここで気になるのは、USB HDDによるテレビ録画ができ、BDドライブも備えているなら、BDへのダビングもできて良かったのではないか? ということ。残念ながらBDドライブは再生専用なので、BDへのダビングなどはできない。
さらに本機はi.LINKやネットワークダビング機能も持たないため、外部のレコーダーへ録画した番組をダビングする機能も持たない。BDへのダビングがしたいという人は、BDレコを使ってほしいということなのだろう。
ヘビーユーザーからすると、BDに番組を残せないというのは不満の残るところではあるが、実際のところ録画した番組をこまめにBDに残すユーザーは必ずしも多くなく、決して不可欠な機能ではない。一般的なユーザーにとって、テレビだけで手軽にBDやDVDが再生できて、USB HDDを追加すればテレビ録画も可能となれば、実用上は十分と言える。
その分、BDへのダビングなども可能なモデルと比べて価格も安価になっているのは魅力だ。録画対応テレビにBDプレーヤーを内蔵しただけのシンプルなモデルだが、意外と実用性は高い。ワンルームマンションでの一人暮らしで、あまりAV機器を置きたくないという人にとっては最適と言えるだろう。