メモリは安価でメーカー永久保証も付く製品が◎
Core iシリーズの登場にともないDDR3 SDRAMに主流は移行しつつある。そのため、長いこと最安メモリだったDDR2 SDRAMに迫る価格に値下がりが起きている。メモリクロックの高速化も進んでおり、DDR3-2000(PC3-16000)オーバーのメモリも登場している。なお、ショップ保証のみのバルク品のほうが安価だが、メーカーの永久保証やヒートスプレッダーが付属するメーカーパッケージ品を狙おう。ちなみに、クラークデールにはDDR3-1333(PC3-10600)のメモリを組み合わせれば問題ない。容量は予算にもよるが、64ビットOSなら2GB×2本セットで決まりだ。
CFD販売「W3U1333Q-1G」
実売価格:5500円前後
DDR3-1333(PC3-10600)に対応する1GB×2本の2GBセットになる。搭載チップはElixir製で、メーカーの永久保証が付属する。2GB×2本セットの「W3U1333Q-2G」は1万円前後だ。
UMAX「Cetus DCDDR3-4GB-1333」
実売価格:1万1000円前後
メモリの冷却を助けるヒートスプレッダーを備えるのが魅力で、DDR3-1333(PC3-10600)対応の2GB×2本セットになる。メーカーの永久保証も付属している。
450W以上の電源付きPCケースで
激安クラークデールを作る
激安PC自作をする上で、狙い目となるPCケースのポイントは450W以上の電源を搭載で1万円というラインだ。電源容量は自作するPCの構成で変えなければならないが、Core i3-530/540やi5-630~661クラスと、HDDと光学ドライブが各1台の構成なら、450~500Wあれば問題と言える。600WクラスならHDDの複数台搭載やグラフィックカードの追加も容易だ。ただ、最近の主流は電源なしのPCケースのため、電源付属のPCケースは数が少なくなっている。PCケースはPCパーツのなかで、もっとも長く使うことになる部分なので、電源付きPCケースに気に入ったデザインが見つからなかった場合は、若干コストはアップするが電源なしPCケースと安価な電源を組み合わせるのもアリだ。
3R SYSTEM「R450Li-550BK」
実売価格:1万円前後
550Wの電源を搭載するミドルタワー。デザインはシンプルだが、フロントにファンコントロールできるボタンと温度を表示できるLEDを備えているのがポイント。拡張ベイは5インチ×4、3.5インチ×5を備えている。
サイズ「URBANO」
実売価格:1万円前後
お手ごろ価格の電源付きPCケースではお馴染みのサイズ製で、500Wの電源を搭載する。フロントがメッシュになっているのと青く光るファンを備えているのがポイントだ。
すべて5インチベイに見えるが、拡張ベイは5インチ×4(最上段はスイッチ類が取り付け済み)、3.5インチ×7を備えている。デザインで選ぶならコレがオススメ。
アクティス「AC600-11」
実売価格:1万円前後
PCI Express6+2ピン補助電源を2基備える600W電源を搭載しつつ、1万円前後というまさに、激安PC自作のためのPCケースだ。フロントとリアに12センチファンを搭載するのもうれしい。拡張ベイは5インチ×3、3.5インチ×7を備えている。シンプルなデザインは好みが分かれるところだが、コストパフォーマンスは秀逸だ。なお、ブラック筐体の「AC600-11B」もある。
サイズ「SCY-0939」
実売価格:7000円前後
電源付きで7000円前後の定番激安PCケース。電源容量は450Wだが、+12V出力は18Aと16Aの2系統なのでCore i3シリーズなら問題なく動作する。拡張ベイは5インチ×4、3.5インチ×6を備え、リアに排気用の12センチファンを標準で装備している。また、8か12センチファンをサイドパネルに搭載できるので、冷却強化も容易だ。通電時はフロントの透明な円形部分が青く光るのも良い。筐体はブラックとホワイトの2色がある。
ENERMAX「CS-0115B」
実売価格:1万円前後
昔ながらのオーソドックスなデザインの500W搭載PCケース。PCI Express6+2ピン補助電源を2基備えている。拡張ベイは5インチ×5、3.5インチ×4になる。3.5インチベイが他製品より若干少ないが、側面からHDDを取り付けできるのは便利だ。リアに排気用12センチファンを標準で搭載し、フロントとサイドパネルにも12センチファンを搭載できる。HDDと光学ドライブはドライバーレスで取り付けが可能だ。
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