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キヤノン「EOS Kiss」シリーズに最新機種が登場

ハイエントリー機へと生まれ変わった「EOS Kiss X4」レビュー

2010年02月16日 12時00分更新

文● 周防克弥

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外部ステレオマイクに対応、高音質の動画撮影を実現

インターフェイス周りには外部マイク用端子が新たに備わった

 動画機能の強化に伴い、外部マイクへ対応した。内蔵マイクはモノラルだが、外部マイクを用いることでステレオでの録音が可能になる。USM採用のレンズを使用しても動画撮影中にAFの動作を行なうとレンズの駆動音が記録されてしまうため、音も綺麗に記録したいのであれば外部マイクの使用をお勧めする。

記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応。Eye-Fiカードへの対応も強化された

Eye-Fiカードを挿入するとメニューに項目が現れる

Eye-Fiカードを挿入し、同機能を「使用する」にすると、背面の液晶画面の下部中央に動作アイコン(電波マーク)が表示される

通信情報一覧では挿入されたEye-Fiカードの情報や接続状態が確認できる

バッテリーは新型になった。サイズが変更されたため、従来のバッテリーは使用できない

左が「Kiss X4」用、右が従来の「Kiss X3」用。電圧は下がり、容量が増えた

 記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応。Eye-Fiカードへの対応も強化され、背面液晶で転送状況の確認が行なえる。オートパワーオフの設定にしていても転送中は電源が落ちない。


20本以上のレンズに対応する補正データを内蔵

十字キーの左上にあるクイック設定ボタンを押すと、液晶に表示された各項目にアクセスできる。パラメーターの変更はコマンドダイアルで行なう

記録画素数は最大で1800万画素、Mサイズでは約800万画素、Sサイズで約450万画素になる

「Kiss X4」には、20本以上のレンズに対応した周辺光量補正用データが登録済み

従来機種まではカスタムファンクションにあったオートライティングオプティマイザがメニュー内に配置された。「しない」「弱」「標準」「強」が選べる。オートも欲しいところだ

感度を拡張することでISO 12800の「H」が選択できる

「高輝度側・階調優先」機能をオンにしていると感度拡張ができない。最低感度もISO 200からとなる

ライブビュー時にもクイック設定ボタンが使用可能。画面左に並ぶアイコン項目を操作できる。右下に「Exp.SIM」のアイコンがあり、露出シミュレーションが行なわれている状態では白く表示される(左)。一方、極端に明るかったり暗かったりする場合や、シャッターボタン半押しでAF動作させているときにはアイコンがグレーもしくは点滅し、シミュレーションできていない状況を示す(右)

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