カラバリ豊富なテンキー付き大型ノート
VAIO Eシリーズ
VAIO Eシリーズのカラーバリエーション。左からブラック、ブルー、ピンク、ホワイト、グリーン
新たに登場した「VAIO E」シリーズは、ユーザーの嗜好に合わせた豊富なカラーバリエーションが魅力の大型ノートパソコンである。15.5型ワイドディスプレーを搭載し、14型の「VAIO C」シリーズと16.4型でAV重視の「VAIO F」シリーズの間に位置付けられる。
VAIO E(ホワイト)
カラフルな本体は、店頭販売モデルは4色、VOMモデルは追加で3色の計7色のカラーバリエーションが用意されている。特にブルーとピンク、VOM限定のグリーンは、光沢のある天板の色調と合わせて非常に鮮やかなカラーリングとなっている。
VOMモデル限定のグリーン。天板には模様も印刷されている
スペックも充実している。店頭販売モデルはCPU別に2種類がラインナップされ、上位機種「VPCEB18FJ」はCore i5-430M(2.26GHz)、下位機種「VPCEB17FJ」はCore i3-330M(2.13GHz)を搭載する。グラフィックス機能はCPU内蔵機能を使用。メモリーは4GB、HDDは500GBを内蔵する。
ディスプレーは15.5型ワイド・1366×768ドットで、上位機種は記録型BDドライブも搭載する。テレビ機能は持たない。OSはWindows 7 Home Premium 64bit版で、Office Personal 2007も付属する。
VOMモデルはカラーバリエーションだけでなく、スペック面の選択肢も幅広い。特に、CPUは最高でCore i7-620M(2.66GHz)を選択できるほか、フルHD解像度のディスプレーを搭載したり、独立GPUとしてMobility Radeon HD 5650(ビデオメモリー1GB)を内蔵することも可能となっている。
店頭販売モデルの価格はオープンプライス。予想実売価格は上位機種が16万円前後、下位機種が14万円前後と想定されている。VOMモデルは8万9800円から。発売日は2月27日の予定。主な仕様は以下のとおり。
専用アクセサリーとして、キーボードをぴったり覆う「キーボードウェア」が販売されるのも特徴のひとつ。キーボードウェアとは、アイソレーションキーボードの上にぴったりと被さるシリコンゴム製のカバーで、キーボードの汚れを防ぐ実用性と、キーボードの色を好みに合わせて変えられるデザイン面の利点を備える。
キーボードウェアの例。左上はブルーの本体に何も付けていない状態。右上がピンク、左下がブルー、右下はグリーンのキーボードウェアを付けた状態
キーボードウェアは市販のキーボードカバーと比べて、高い精度でぴったりと重なるため、見た目がよく、タイプの感触も悪くならない。本体の印象もがらりと変わる。カラーバリエーションは5色用意され、価格は2980円。
再生素材を多用 しゃれたケースも付属
VAIO W「エコボディモデル」
VAIO W「エコボディモデル」。本体後方のケースに収納されて販売される
VAIO Wのバリエーションのひとつとして発表されたVAIO W「エコボディモデル」(VPCW219AJ/WI)は、環境負荷を減らした商品を開発する「グリーンプロジェクト」から生まれた新製品である。
ベースは2010年1月に発表された、新Atomを搭載するVAIO Wそのままだが、天板やパームレスト、ボトムカバーなどプラスチック部品の8割に再生プラスチックを使用。従来材料と比べて約10％のCO2排出量削減を達成している。本体のカラーリングも、グリーンのイメージ合わせた「ミントホワイト」になっている。
本体カラーはオリジナルの「ミントホワイト」
本体の主な仕様は、CPUにAtom N450(1.66GHz)、メモリー1GB、HDD 250GB。OSはWindows 7 Starterを搭載する。
また梱包や紙の付属品も減らすため、マニュアルはページ数を7割減らした簡易マニュアルのみとし、紙製の梱包箱も廃して、ペットボトル再生材を表面生地にしようしたキャリングケースに収納して販売される。
キャリングケースもペットボトルのリサイクル材を多用。バッテリーやACアダプターも収納できる(マウスは付属しません)
ソニーの直販サイト「ソニースタイル」のみでの限定販売で、価格は59800円。なお、同製品のアジア地区での売り上げの一部は、世界自然保護基金(WWFインターナショナル)に寄付される。
