ガラケーはやっぱりスゴイ！ ケータイの機能をとことん調べてみた 第5回

メタボを吹っ飛ばせ！ 充実のケータイ歩数計

歩数計の性能差はほとんど無い

　CA003の場合、歩数計は搭載していないがauの多くの機種が利用できるRun＆Walkアプリを使っている。このアプリは歩数を測れないものの、歩行距離や消費カロリーの計測をしてくれて、唯一歩いた場所の地図表示、PCでデータを見ることができる。そのため「○」とした。またサブディスプレイもないので×ではなく「－」とした。

　他のケータイの歩数計は見事に結果が同じ。8と10の項目以外は対応している。歩数計自体の感度にも性能差はほぼ無いようで、同時に使うとどの歩数計も同じくらいの歩数がカウントされていた。

　ただし見せ方や計測する指標等が細かく違い、グラフで見せたり、普通の歩数計だけでなく、より「きちんと歩いた」場合の歩数を計測したり、サブディスプレイに表示する項目が多かったり、といった工夫がある。

	P-01B	N-03B	F-02B	CA003	940SH
1. 閉じた状態で歩数計測	○	○	○	○	○
2. サブディスプレイに表示	○	○	○	－	○
3. 待受画面に表示	○	○	○	×	○
4. 歩数計測＋ウェブ閲覧	○	○	○	○	○
5. バッテリ切れ時の保存	○	○	○	○	○
6. 消費カロリーがわかる	○	○	○	○	○
7. 歩行距離がわかる	○	○	○	○	○
8. 歩いた場所を地図表示	×	×	×	○	×
9. 過去のデータを見る	○	○	○	○	○
10. PCでデータを見る	×	×	×	○	×

Wオープンスタイルで歩数表示する
NTTドコモ「P-01B」

　Wオープンスタイルが特徴のP-01Bでは、縦横どちらでも歩数を待受画面に表示が可能だ。MENU→LifeKit→歩数計と表示すると、歩数等の目標を設定し、その達成状況が一目でわかるほか、また歩数の表示を「1日」「1週間」「月間」の3表示に切り替えることができる。

　また「リスト」を選択すると、履歴データを棒グラフで確認できるのでわかりやすいうえ、消費カロリーとともに脂肪燃焼量もわかる。

シンプルながら必要十分な機能を持っている。歩数の表示を1日か週間か月間かに切り替えられる

サブディスプレイの表示は歩数のみ

「きっちり歩数」で運動不足を実感できる
NTTドコモ「N-03B」

　LifeKitの「Enjoy Exercise」の「Walk」を選択すると歩数計が起動する。通常の歩数と「きっちり歩数」（Quick-WALK）という項目があり、この「きっちり歩数」は「毎分90歩以上のペースを10分以上行なって」初めて歩数が表示される。ダラダラ歩いているといつまでたっても表示されない。

　今回実際にテストで「キビキビ」と歩いてみたが、運動不足だとすぐにしんどくなり、「1分90歩」のペースを守るのが大変。逆にいえば、表示ができれば「良い運動」になっているということだ。

　メニューにある「GRAPH」では文字通り歩数のグラフ表示、「SP-VIEW」では目標までの達成状況がわかり、消費したカロリーと同じカロリーのアイスやクッキーに該当する食物、飲み物を表示するといったおもしろい工夫がある。

Quick-WALKは運動になるレベルのウォーキングのみをカウントする。ダイエット派に有効かも。消費カロリーを中心とした表示にも切り替えられる

N-03Bもサブディスプレイは歩数のみの表示

Nよりはちょっとラク？
「いきいき歩数」のNTTドコモ「F-02B」

　N-03Bと同じように通常の歩数とは別に「いきいき歩数」「いきいき歩行」という表示がある。こちらは「毎分60歩以上歩き、連続3分以上」で表示される。N-03Bよりは少しラクかもしれない。実際のテストでも意識せずに普通に歩いていても「2800歩中1400歩」が「いきいき歩数」になっていた。

　また「Exカウンター」もあり、身体活動量を示す「エクササイズ（Ex）」も表示できる。さらにサブディスプレイには歩数のほか「歩行距離」「Ex値」「カロリー」の表示が可能だ。

通常の歩数といきいき歩数のカウント表示をタブで切り替えられる。サブディスプレイには距離やカロリーも表示できる