そのほかのWebパーツ
一般用語でいえば「ポートレット」に相当するポータル内に配置される小ウィンドウを、SharePointではWebパーツと呼んでいる。標準で数十種類のWebパーツが提供されており、SharePoint内での利用やほかのマイクロソフト製品との連携にはかなり便利だ。
実際にはSharePoint以外との連携、つまり基幹系システムの情報を取り込んで表示させるような例は、まだ多いとはいえない。しかし今後SharePointがより活用され、基幹業務との連携が重視されるようになれば、より活用事例が増えるであろう。
Office文書内も調べる検索機能
SharePointももちろん、キーワード検索を備えている。Office系ファイルなら添付ファイルの中も含めて検索する「全文検索」だ。また検索対象として「このサイトのみ」と「SharePoint全体」をプルダウンで選択できるのが標準だ。
より詳細な条件を指定して検索をしたい場合(いわゆる詳細検索)は「検索センター」という名前の、別のサイトに移動して行なう。ここでは、ファイルの作成者、最終更新日、サイズなどでの絞り込みが可能である。
このほか、ポータルを構成する要素としては「データストア」にあたる、「リスト」と「ライブラリ」があるが、これらは次回「コンテンツ管理」で扱うこととしたい。
筆者紹介:村田聡一郎(むらた そういちろう)
リアルコム株式会社 執行役員コンサルティンググループ担当/BP研究会担当
外資系大手IT企業、米国本社駐在を経て2002年リアルコム入社。ユーザー視点に立った「仕事が楽しく、楽になる情報共有」を推進している。米国ライス大学MBA。
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