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第5回 京都編(後編)

鉄道模型ファンに愛される京都の模型メーカーさんけい・後編

業務用模型メーカーがネットショップに進出

2010年02月16日 00時00分更新

文● Web Professional編集部

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ネットショップの売り上げは年々増えている

 さんけいのWeb利用は、Windows 95の発売時期にまで遡る。「ホームページビルダーを買ってきて、自前で作った会社紹介サイトから始まりました」というから、ネット利用はかなり早いほうだ。その後、Web制作会社が売り込みに来て、2度リニューアル。「いまはデザインの知識がある担当者を付けて、Webサイトの更新や売り上げの管理をしている」という。

さんけいのWebサイト さんけいのWebサイト

 サイト内の「MY作品コーナー」には、お客様から投稿されたジオラマ作品が展示されている。「安土城周辺に京福電車を走らせています」、「ペーパーの持つ風合いと落ち着いた色調は、レイアウトに良くマッチしています」など、熱い思いが語られており、「ホビーの王様」と呼ばれる鉄道模型ファンに、さんけいのみにちゅあーとシリーズがどれだけ愛されているかがわかる。また、毎月第3土曜日に公開される本社内にある展示室には、地元の人はもちろん、遠方からわざわざ訪れる人もいるほど人気がある。「保管されている歴史的建造物や史料の中には絶版本や入手困難なものもあり、資料を読みふける人もいる」といい、「模型」を通じて地元や全国のお客様とつながっているようだ。

毎月第3土曜日に公開される社内の展示室では、写真(下)から模型(上)を起こす実験的企画も展示されている(実際の公開日はさんけいのWebサイトで確認してください)
社内の展示室では、写真(下)から模型(上)を起こす実験的企画も展示されている(実際の公開日はさんけいのWebサイトで確認してください)

 「みにちゅあーとシリーズは本業である博物館や資料館向け製品の売り上げを凌駕するほどにはなっていませんが、お客さんは年々増えており、リピーターも多いです。Webサイト開設後、事業者からの問い合わせが増え、実際に受注につながっています」というから、ネット活用は大成功のようだ。また、「木工ボンドがなかった時代、接着剤にニカワを使っていたころの模型は崩壊し始めています。修理や新資料に基づく新作など、本業のほうも好調です」と勝見社長の笑顔は絶えなかった。


「みにちゅあーとプチ 人力車」を5名様にプレゼント

「日本“元気印”増産プロジェクト 京都編」前編で紹介した「みにちゅあーとプチ 人力車」を抽選で5名の方にプレゼントします。人力車をご希望の方は、「みにちゅあーと プチ 人力車希望」と件名に明記し以下のフォームにメールアドレスを入力してご応募ください。

  • ご応募は、プレゼントの発送先が日本国内の方に限ります。
  • ご応募は、1人1回までです。2回目以降は無効となりますので、ご注意ください 。
  • 当選された場合、賞品の送り先を確認するメールをお送りします。よくお読みになり1週間以内にご返信ください。
  • 賞品は諸般の事情により、発送に1カ月以上かかったり、代替品になる場合があります。
  • ご応募の際の電子メールアドレス、発送用の宛先などの個人情報は、今回のプレゼント以外には使用しません。
  • 今回の締め切りは、2010年2月23日(水)24:00です。


■さんけいが利用しているファーストサーバのサービス

コース名 メジャー・コース(エコノミー・シリーズ)
ディスク容量 40GB
初期費用 5250円
月額費用 2625円
メールアドレス数 20~ 追加可
※さんけいが利用している「ギガント2」は新規提供を終了しており、該当する現行サービスである「メジャー・コース(エコノミー・シリーズ)」の仕様

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