このページの本文へ

バンドとニコ動、2つの顔を持つ「裏表ラバーズ」作者の素性

2010年02月13日 12時00分更新

文● ノトフ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

POLYSICS好きの現役ロックバンドメンバー

wowaka/現実逃避P。まだ現役の学生だ

―― もともと、音楽はいつから?

現実 中学3年生の頃に、いわゆる「ROCKIN'ON」系のバンドに興味を持ちはじめて、それからギターロック系のバンドを色々聞き出しました。楽器を始めたのは高校2~3年生の頃です。

―― ロック好きなんですね。

現実 そうですね。今も昔もロックばっかり聞いてます。

―― おー、そうなんですね。曲調から、もっと電子音楽系ばっかり聞いているのかと思いました。

現実 それはよく言われるんですけど、意外とそっち方面は聞いてないんですよ。POLYSICSとかは好きなんですけど。

―― なるほど。では、ここ5年くらいで音楽を覚えてきたんですね。曲を作り始めたのは?

現実 高校3年生の頃ですね。バンドでオリジナルをやろうってことで作りました。DTMを始めたのは本当に最近で、去年の4月くらいからです。

―― 曲作りは勉強とかしたんですか? 音楽理論とか。

現実 やってないですね。全パートのアレンジもDTMを始めてからです。

―― 打ち込みに興味をもったのは?

現実 POLYSICSのような音楽をやるためには何をやればいいのかな、って考えたのが最初かな。それと初音ミクのオリジナル曲を色々知るようになって、それぞれが1人で制作しているんだって知って。こんな面白いことが出来るなら自分でもやってみようかなって。

―― 衝撃を受けた初音ミクの曲はありますか。

現実 最初にすごいなって思ったのは、kzさんの「Last Night, Good Night」ですね。こんな曲が個人でも作れるんだ、というのは驚きでした。そこからボーカロイド関連の曲を色々あさるようになりましたね。去年の今頃です。



―― バンド系の音楽をミクではやらないんですか?

現実 作ろうとは思ってやってはみたんですけど、初音ミクの声を合わせるのは難しいんですよね。上手いこと出来ればバンド系の音でもやりたいです。自分で納得できるものが出来れば、ですけどね。

―― バンドでニコ動デビューしようとは思わなかったんですね。

現実 ないですね。1人でどこまでできるかっていうのがやりたかったんです。

―― バンドに限界を感じたとか?

現実 いや、それは違ってて。バンドはバンドで面白くて、「バンドの自分」と「wowakaの自分」は完全に違うものとしてやってるんですよ。バンドでやれることはバンドで思いっきりやって、そっちで出来ないことはニコニコでやって……だから曲もバンドサウンドじゃなく、あんな感じのサウンドになるのかもしれませんね。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン