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五輪開催! PCでデジタル放送をキャプチャーする第3回

家電レコーダーに負けないPC用地デジチューナーの録画機能

2010年02月12日 12時00分更新

文● シバタススム

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録画した番組をPSPやウォークマンで見る
「ポータブルデバイスへの書き出し」

 地上デジタル放送の電波は1チャンネルで13のセグメントに別れている。HD画質で流されている通常の“地デジ”の番組はこのうち12セグメントを使っている。残りの1セグメントを用いているのが「ワンセグ」放送だ。データの帯域が大きく違うので、当然のように画質も違う。

 前置きが長くなったが、つまり地上デジタル放送を丸ごと受信すれば、地デジとワンセグの両方の録画データを取得できる。それを利用したのが、ワンセグ放送部分のポータブルデバイスへの書き出し機能だ。

バッファローのサイトより PSPとウォークマンに地デジと同時に録画したワンセグ放送のデータをムーブすることができる

 現行のPC用地デジチューナー製品で対応しているのは、PSPや一部のウォークマンに限定されている。これはメモリースティックに搭載されているマジックゲートと呼ばれる著作権保護機能を利用しているため。この機能はアイ・オー・データ機器、バッファローの一部製品で利用ができる。

ハードまたはソフトで録画データを変換する
「SD画質への変換」

 地デジのHD画質では美しい映像が楽しめるが、反面データサイズが大きくてHDDを圧迫するうえ、視聴のためにはデュアルコアクラスのCPU性能が必要となる。

 ユーザーによってはそこまで高画質でなくとも画質が悪くても見られればよいという意見や、またサイズを小さくしてHDDの空き容量を広げたいという要求もあるだろう。そんなときに用いるのがSD画質への変換機能だ。地デジの画質をSD画質やそれ以下に落とすことで、PCへの負荷や録画に必要なHDD容量を減らすことができる。

画質変換 ピクセラの「PIX-DT096-PE0」は一度録画した番組をSD画質までエンコードして録画容量を下げる機能を搭載している

 本連載の第1回でも解説したが(関連記事)、バッファローの「DT-H45/U2」など一部の製品では、ViXS社のエンコーダーチップを搭載することで、リアルタイムの変換を可能にしている。これにより解像度が1440×1080ドットでビットレート15Mbpsの画質を352×480ドット、2Mbpsまで落とすことができ、データサイズ的には1/8になる。また、ピクセラの「PIX-DT096-PE0」では、録画した番組をエンコードしてSD画質に落とし、録画容量を圧縮できる機能を搭載している。

録画したPC以外でも番組を再生できる
「ネットワーク経由での番組の視聴・ムーブ」

 詳細は次回解説するが、従来の地デジチューナー機器では録画した番組は録画したPCで再生するか、BD/DVDメディアにダビングするかしか活用法がなかったが、この半年ほどでネットワーク経由での番組視聴とムーブが一般的になってきた。現在の地デジチューナーにはこのためのサーバソフトが同梱されている製品があり、PS3やDLNA対応のレコーダー、テレビなどでPCで録画した番組が見られるようになる。

ネットワーク対応 市販ソフトのデジオン「DiXiM Digital TV」を用いることで、地デジチューナーで録画したPCの番組データをネットワークを経由して視聴することができる

 さて最後の「ネットワーク経由での番組の視聴・ムーブ」でも触れたが、次回はネットワーク経由での番組の視聴・ムーブについて詳しく解説していきたい。

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