このページの本文へ

CrazyTalk 6で、IT系記者の才能は火を吹くか?

2010年02月25日 16時00分更新

文● ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

登場キャラクターを描いてみる

キャラクターに魂をふきこむIT系記者

 動画に必要なものを考えると、何はなくともメインキャラクターだ。パターンどおりにキャラクターを作れば物語はできると聞いたことがあるが、そんな間違い探しはだめだ。恥をさらしても構わないから自分の信じるままに描ける魂が必要なのだ。

 ヘルプページを見ると、CT6はキャラクターを4人まで登場させられるとある。前バージョンは1人語りだけだったそうなので、めちゃくちゃ進歩している。一体何があったのかが分からないが、せっかくなので満数まで使いきることにした。

 さっそくA4サイズのコピー用紙を持ちだして、黒のサインペンを走らせる。まずはメインキャラクター2人の顔をならべて描く。初めに言ったが、これは魂で描くものだ。親しみやすい風貌。愛らしくて、どこか切ないまなざし――そんなキャラクターを描くべく、ペンに力を込める。

 やったー! 怖い! すばらしく怖い!!

 ……つづいてサブキャラクター2人の顔をならべて描く。こちらがなんとなくAHSのVOICEROID「月読アイ」「月読ショウタ」に似ているような気がするのは、言うまでもなくあとで2人の声を使おうと思っているからである。

 とにかく描けたキャラクターをスキャンしてパソコンに取り込む。ヨコに2人ずつ描いた2枚のイラストを読み込んで、1枚のイラストにまとめる。モノクロじゃもったいないのでフリーソフト「Pixia」(作者:丸岡勇夫氏)で色を塗ってみた。そのへんのテクニックは野生のプロにでも教わってほしい(関連記事)。キャラクターは正面を向いているほうがうまくいく。

 それではいよいよ描きあがったキャラクターを読みこむ。メインパネルから「モデル」というタブを選び、左上のボタンから画像を選択。4人それぞれをワクで囲み、左右の目と口の位置を決める。立体にしたときどんな形のものにするか、マンガタッチのものやリアルなものなどから決めたらもう人物は完成。あっけないものである。

目と口の位置を決め、立体になったときの造型を決める。これで作業はおしまい。目と口の位置を正確に決めると、よりリアルなアニメになるので力を入れて調整した

キャラクターは4人まで登録出来る。すべてのキャラクターをワクに当てはめていく

 今回は使っていないが、背景の設定はもっとあっけない。「背景の設定」から保存してある画像を読み込むだけだ。写真などを使っていて、もともとキャラクターの周りに背景が付いている場合も、「背景領域を指定」というボタンで取り払える。

 そうしてキャラクターが出来上がったら、次はいよいよキャストを決めてしゃべらせてみる。ちなみにキャラクターの名前や設定を下に書いておく。あらためて言っておくが、記者は本気だ。ベクトルが正しい方に向かっているとはまったく思えないが、本気だ。

動画に登場するキャラクター

 三棟玉堂(みつむねぎょくどう)
 26歳。独身。病院で書類整理をしている。セリフが聞きとりづらい。ういろうが好き。カクテルは20歳のときに教えてもらったホワイトロシアンしか飲まない。


 ジェフリー(じぇふりー)
 34歳。独身。レンタルビデオ屋の店員で、インドの恋愛映画が好き。腰痛がひどく、三棟の病院で治療している。酔った頭でボウリングをするのが好き。


 鬼嫁(おによめ)
 10歳。誰かの嫁。VOICEROID「月読アイ」に似ていると言われる。体重はリンゴ3つ分だとかたくなに主張。


 梅太郎(うめたろう)
 9歳。誰かの息子。VOICEROID「月読ショウタ」に似ていると言われる。ういろうが嫌い。

(次のページに続く)

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン