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職人が丹精込めて作る! 量産型ジムっぽい何か

2010年02月13日 18時00分更新

文● 藤山哲人/工作協力● 名古屋 開登

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真意が分からないのでケースの説明もしておこう!

 リンクスさんから送られてきたPCケースの真意が、新手のクレームなのか? 担当さんのガンダム魂に火を付けてしまったのかは不明だ。ただ確かに言えるのは、「広告記事を書いてくれ!」ってワケじゃなさそうだ。何しろペイントするわ、改造するわで、原型をとどめなくする改造をするんだもんな。そんな広告聞いたことないわい!
 こういう暗雲の立ち込める状況下で原稿を書くのは、ライター人生の長い俺でも初めてだ。なので、どっちに転がってもクレームが来ないように原稿を書いてみよう。ふっ。それがプロのライターさっ!(の割りに、クレーム多いのはなぜだ?)
 ということで保身に走り、まずはケースの説明をしていこう! 今回使うのは、ギガバイト製のATX用PCケース「GZ-X1SPD-100」。グフっぽい何かを作ったときと同じ筐体だが、色違いのシルバーだ。市場価格は5000円程度。

これ以上にないぐらいシンプルな筐体なので改造しやすい

フロントパネル周り

 5インチベイが4本で内1本のフロントパネルは、光学系ドライブを筐体と一体化させて見せるパネルになっている。このパネルは、ドライブのアクセスランプが見えるように、透明のアクリル樹脂がバー状に配置されているのがポイント。またトレイの開閉スイッチは、裏側でスイッチに当たる位置を調整できるようになっているので、ドライブを選ぶことはほとんどないだろう。

ペイントした後なので塗料が乗っちゃってるけど、アクリル製のバーとスライド可能な開閉スイッチの機構が見えるだろう

 5インチベイが4本あるので、すべてを使いアクリル板でケースを作れば、回転台付きのフィギュアケースにもなるのが魅力。1/8スケールなら立ちポーズでも収納可能だ。

以前に週刊アスキーで作った5インチベイ4段ブチ抜きフィギュアケース。超小型の蛍光灯と回転台も付いててお洒落でしょ?

 トップにあるLEDは、ブルーのHDDアクセスランプ。ディスプレイとPCを離して置いても視認性が高くイイ感じだ。

ブルーのLEDを使っているHDDアクセスランプ。ここにあるのは珍しいかも?

 パワーボタンは青く光り、こちらも視認性が高い。クリック感のあるスイッチが使われているので、マザーボードを目視しながらパワースイッチを入れる際にも分かりやすい。
 なおリセットボタンは付いていない。あっても滅多に使わないけどね。

パワーボタンの周りとアイコンがブルーに光る。クリック感もあって小気味のいいスイッチ

 外から見える3.5インチベイは2本。今どきフロッピーや3.5インチMOを使うこともないので、十分な数といえるだろう。遊ばせてはもったいない!という人は、クイックディスクなどを入れて遊んでみるのもいいかも?
 下部にあるドアを開けると、USBが2系統とIEEE1394のフルサイズコネクタが1系統用意されている。

フロントアクセスポートのドアはバネ式のロックで開閉しやすい

 いずれもマザーボードのコネクタに直結できるケーブルが付属されている。IEEE1394のマザーボード側コネクタは3タイプ用意されているので、マザーを選ばないスグレモノだ。

IEEE1394のマザーボード側コネクタ。3タイプあるので、どれかが差し込めるはずだ

 オーディオ系はヘッドホン端子とマイク端子。こちらもマザーボード側のコネクタは、HD AUDIOとAC'97タイプが装備されているので、接続は簡単かつ汎用性が高い。

オーディオ系のマザーボード側コネクタ。黄色がHD AUDIOで黒がAC'97用となっている

 なおドアは、押し込んでロック・アンロックするタイプではなく、バネでロックするタイプなので、開閉しやすく使い勝手もいい。精度も高く閉まりも確実で、ビビリ(HDDやファンの振動でビビビと細かな振動により音がする現象)は一切なかった。

(次ページへ続く)

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