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どれがいい? 春の最新HDビデオカメラ徹底比較! 第4回

スナップ撮影もフルHDで! 1~5万円で買えるビデオカメラ

2010年02月05日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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実売2万円台とは思えない!
高機能HDビデオカメラ「YASHICA ADV-528HD」

エグゼモードの「YASHICA ADV-528HD」

エグゼモードの「YASHICA ADV-528HD」。見た目は普通のHDビデオカメラ

 最後に紹介するエグゼモードの「YASHICA ADV-528HD」は、直販価格で2万4800円と非常に安価ながら、一般的なHDビデオカメラと言ってもいいようなスペックを備える。有効503万画素のCMOSセンサー、光学5倍/デジタル4倍ズーム、最大12M(4000×3000ドット)の静止画撮影機能、3型タッチパネル液晶モニター、32MB内蔵メモリーを備えているなど、驚きの価格破壊モデルだ。

光学5倍ズームレンズを搭載。フラッシュも内蔵する

光学5倍ズームレンズを搭載。フラッシュも内蔵する

背面には動画/静止モード切り替えダイヤル、ファンクション/セレクターを備える。USB端子やHDMI端子も装備している

背面には動画/静止モード切り替えダイヤル、ファンクション/セレクターを備える。USB端子やHDMI端子も装備している

 撮影モードもフルオートのほか、「夜景モード」と、タッチパネルを生かした「動体追尾モード」を備えている。我が子の成長記録など、しっかりと高画質で残しておきたい撮影にも十分使える。

 さらに、付属の2GB SDメモリーカードには、パソコンとつなぐだけで撮影した動画や静止画を「YouTube」にアップロードしたり、他のパソコンでネットワーク経由で動画を共有したりできる「ServerMan mini」が付属する。このクラスではほとんどのモデルがメモリーは付属しないので、メモリー付属という点も価格的には大きなメリットだ。

タッチパネル液晶の操作画面。機能的にはややシンプルだが、ホワイトバランス調整や露出補正、逆光補正なども行なえる。撮影モードはFHD/HD/WVGA/WEBの4つ

 モバイルHDカメラというにはサイズがやや大きめの印象だが、低価格でより高機能なカメラを求めるのであれば購入を検討してもいいだろう。


スナップ撮影でもフルHD解像度が必要な時代に

最後にサイズの参考までに本体を持ってみた写真。bloggie MHS-PM5Kの本体サイズは幅19×奥行54×高さ108mm、重量は約130g(バッテリー含む)

「MHS-CM5」の本体サイズは幅39×奥行67.1×高さ101.4mm、重量は約196g(バッテリー含む)

Xactiの前面からと側面からの写真。手のひらで覆う部分がごく薄。本体サイズは幅26.8×奥行62.5×高さ231.5mm、重量は約159g(バッテリー、SDメモリーカード含む)

ビクター PICSIOの前面と側面。こう見ると薄さを実感する。本体サイズは幅53×奥行17×高さ97mm、重量は約100g(バッテリー、SDメモリーカード含む)

エグゼモード「YASHICA ADV-528HD」の前面と側面。がっちりとホールドする形となる。本体サイズは幅51×奥行117×高さ51mm、重量は約306g(バッテリー含まず)

 モバイルHDビデオカメラは、画質的には本格的なHDビデオカメラに比べるとやや解像感の甘さが気になるが、それでもフルハイビジョン記録だけに、SD画質相当の動画モードで撮った映像と比べるとはるかに高精細な映像が再生できた。

 これは、大画面テレビで表示するとさらに差が大きくなる。薄型テレビが十分に普及した今となっては、手軽なビデオ撮影でもフルハイビジョン記録が求められるのは自然な流れだろう。

 本格的な撮影機能を持った上位~ミドルクラスと、ローエンドのスナップ撮影カメラの二極化は今後も進むものと思われる。携帯電話やコンデジとの競争もますます熾烈になってくるだろう。


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