実売2万円台とは思えない!
高機能HDビデオカメラ「YASHICA ADV-528HD」
最後に紹介するエグゼモードの「YASHICA ADV-528HD」は、直販価格で2万4800円と非常に安価ながら、一般的なHDビデオカメラと言ってもいいようなスペックを備える。有効503万画素のCMOSセンサー、光学5倍/デジタル4倍ズーム、最大12M(4000×3000ドット)の静止画撮影機能、3型タッチパネル液晶モニター、32MB内蔵メモリーを備えているなど、驚きの価格破壊モデルだ。
撮影モードもフルオートのほか、「夜景モード」と、タッチパネルを生かした「動体追尾モード」を備えている。我が子の成長記録など、しっかりと高画質で残しておきたい撮影にも十分使える。
さらに、付属の2GB SDメモリーカードには、パソコンとつなぐだけで撮影した動画や静止画を「YouTube」にアップロードしたり、他のパソコンでネットワーク経由で動画を共有したりできる「ServerMan mini」が付属する。このクラスではほとんどのモデルがメモリーは付属しないので、メモリー付属という点も価格的には大きなメリットだ。
モバイルHDカメラというにはサイズがやや大きめの印象だが、低価格でより高機能なカメラを求めるのであれば購入を検討してもいいだろう。
スナップ撮影でもフルHD解像度が必要な時代に
モバイルHDビデオカメラは、画質的には本格的なHDビデオカメラに比べるとやや解像感の甘さが気になるが、それでもフルハイビジョン記録だけに、SD画質相当の動画モードで撮った映像と比べるとはるかに高精細な映像が再生できた。
これは、大画面テレビで表示するとさらに差が大きくなる。薄型テレビが十分に普及した今となっては、手軽なビデオ撮影でもフルハイビジョン記録が求められるのは自然な流れだろう。
本格的な撮影機能を持った上位~ミドルクラスと、ローエンドのスナップ撮影カメラの二極化は今後も進むものと思われる。携帯電話やコンデジとの競争もますます熾烈になってくるだろう。
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