eSATAやDisplayPortにも対応
インターフェースが充実していることも特筆できる。前面にUSB2.0×2、ライン入力、ライン出力を、背面にUSB2.0×5、1000BASE-T LAN、シリアル、アナログRGB出力、DisplayPort、eSATA、ライン入力、ライン出力が用意されている。USB2.0の数も多く、最新ディスプレーインターフェースのDisplayPortにも対応するなど、接続性は高い。
高速なeSATAもサポートしているので、内蔵ストレージの容量が足りなくなった場合は、eSATA経由で外付けHDDを接続すればよいだろう。また、ビジネス向けモデルということで、レガシーインターフェースであるシリアルポートもあえて搭載しており、シリアル接続が必要な古い周辺機器もそのまま利用できる。
マウスやキーボードも選べる
OptiPlex 780USFFは、BTOメニューが充実しており、マウスやキーボードなども自由に選択できる。今回の試用機には、マウスとしてレーザー方式のホイール付き5ボタン「デルレーザーマウス」(+2625円)が付属していた。このマウスがなかなかの優れもので、専用ドライバを使わずに、マウス上面に用意されたハードウェアボタンを押すことで、マウス感度を400/800/1200/1600dpiの4段階に切り替えることが可能なのだ。現在の感度はLEDのバー表示によって確認できる。
企業では、管理コストを下げるためにできるだけ素の環境で運用したいというニーズがあり、マウスなども専用ドライバをインストールせずに、フルに機能を利用できることが望ましい。
デルレーザーマウスは、そうしたニーズにも最適である。もちろん、レーザー方式なのでマウスパッドなどの材質を問わず、操作性は非常に良好だ。また、キーボードとして、「DellマルチメディアPro日本語キーボード」(+2100円)が付属していた。DellマルチメディアPro日本語キーボードは、通常のフルキーボードの上にマルチメディアボタンやショートカットボタンが用意されているほか、2ポートのUSBハブ機能も内蔵しており、こちらも便利だ。
試用機には、OSとしてWindows 7 Professional 64bit版が導入されていたが、32bit版やWindows 7 Ultimateへの変更、Window Vista BusinessやWindows XP Professionalの選択も可能だ。また、それぞれ英語版OSをチョイスできるようになっていることも、(海外とのやり取りが多い、日本語以外のアプリケーションを利用する機会が多い)外資系の企業にはありがたいだろう。