手持ち状態でのホールド感を比べてみる
続いて、手持ち状態でのホールド感をチェックしてみた。いずれもコンパクトなサイズなので、指が届かずにホールドしにくいということはない。ソニー「CX170」とキヤノン「HF R10」は、ミドルクラスの中でもローエンドに近いモデルのため、サイズがよりコンパクトだが、ホールド感に大きな差はなかった。
このクラスになると、軽さもあって身体のわずかな振動が直接伝わってしまうので、画面のブレも目立ちやすくなりがち。しっかりと画面を固定したいときは、左手で右手の手首のあたりを支えてやると望遠時の画面の揺れを抑えやすい。
意外と便利! ビクター「HM570」のBluetooth機能
差別化のポイントが減りつつあるHDビデオカメラだが、メーカーならではの独自機能もいくつかある。ソニーは「CX370」や「CX550V」(および同等のHDDモデル)にGPSアンテナを内蔵しており、撮影した動画や静止画にGPSの位置情報を記録できる。最新モデルでは、GPSによる測位の速度が約40秒から約5秒へと高速になり、使い勝手を高めた。
キヤノンでは、オプションのウォータージャケットを使ったときの「水上」「水中」のための撮影モードを備えている。
なかでも、もっとも実用度が高そうだと感じたのが、ビクター「HM570」に搭載されたBluetooth転送機能。対応したスマートフォンと連携して、スマートフォンから遠隔操作をしたり、静止画の転送などが行なえる。対応するBluetooth機器の種類も豊富で、GPSレシーバーやヘッドホンなどとの接続も可能。無線接続というのも便利だし、将来性もありそうだ。
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