スズキの新型「パレット」へ搭載されたクラリオン製バックモニター付CDプレーヤーにエイチアイのUI開発ソリューションMascotCapsule® UI Frameworkが採用
2010年02月02日 11時00分更新
-クラリオンに、エイチアイのMascotCapsule UI Frameworkをライセンス提供-
株式会社エイチアイ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長兼CEO:川端一生、以下、エイチアイ)は、スズキ株式会社が同社の軽乗用車「パレット」および「パレットSW」にメーカオプションとして搭載した、クラリオン株式会社(本社:埼玉県さいたま市、取締役社長:泉 龍彦、以下、クラリオン)製のバックモニター付CDプレーヤーに、エイチアイの2D/3DUI開発ソリューションMascotCapsule® UI Framework(以下、UI Framework)が採用されたことを発表いたします。
本件に伴いエイチアイは、クラリオンとUI Frameworkのライセンス契約を締結しております。
なお、MascotCapsuleシリーズの車載機器への搭載は今回が初となります。
UI Frameworkは、ドラッグアンドドロップなどの直感的な操作でUIのグラフィックスや演出をデザインできるオーサリングツールと、オーサリングツールで開発したUIデータを組込み機器上で表示するためのミドルウェアで構成されています。スクリプトを書く必要がないため、プログラムの知識がないデザイナーでもGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を容易に開発することが可能です。
本製品のUI開発にUI Frameworkを使用したことにより、イメージ通りのデザインを直感的な操作で制作できたため、従来であればデザイナーとプログラマの間で戻り作業が多発していた、画面レイアウトの微調整などの煩わしい開発プロセスも円滑に進み、開発工数の軽減につながりました。
本製品は、4.3インチ液晶モニターを搭載したCDプレーヤーと、車両後退時に後方を映し出すバックアイカメラをセットにして、メーカオプションとして提供されています。UI Frameworkは、カーナビ並みの高いデザイン性と視認性を実現したCDプレーヤーの2DUI描画と、バックモニター機能の車幅や距離の目安となるガイドラインの描画をおこなっています。
エイチアイは、本件を皮切りに、車載機器へのMascotCapsuleシリーズ搭載を拡大すべく、今後も車載機器向けの展開に注力してまいります。
【MascotCapsule UI Frameworkについて】
グラフィックス処理能力が限られた低リソースの組込み機器においても、高速で表現力豊かな2D/3Dユーザインターフェースの開発を容易にするソリューション。
UIの直感的なデザインが可能なオーサリングツールが用意されているため、スクリプトを書く必要無く、ターゲットに合わせて2D/3Dグラフィックスを駆使した優れたUIを、デザイナーが直接かつ容易に開発することが可能です。
詳しくは、http://www.hicorp.co.jp/product/ui.htmlをご覧ください。
*MascotCapsuleは、エイチアイの日本における登録商標です。
*その他の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
【エイチアイについて】
エイチアイは、組込み機器向けミドルウェア開発の分野で市場をリードする研究開発型企業です。主力製品のリアルタイム3D描画エンジン“MascotCapsule”は、国内携帯電話事業者5社をはじめ米国、韓国、中国など国内外のさまざまな携帯電話プラットフォームに採用されています。また国内および海外の大手携帯電話メーカともグローバルライセンス契約を結んでおり、MascotCapsuleが搭載された携帯電話の世界累計出荷台数は、2009年3月末時点で5億台を突破いたしました。
MascotCapsuleを利用し、コンシューマゲームのクオリティに劣らない多様な3Dコンテンツや3Dを利用したユーザインターフェースなどが、既に広く提供されています。
今後は、車載機器や家電など携帯電話以外のさまざまな組込み機器へのエンジン提供も、積極的に行ってまいります。詳細については、エイチアイのホームページ(http://www.hicorp.co.jp)をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社エイチアイ
広報担当:マーケティング部 増田 豊味
E-mail:press@hicorp.co.jp
〒153-0043 東京都目黒区東山1-4-4 目黒東山ビル5F
Tel:03- 3710-9376 Fax:03-5773-8660
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