KDDIは「iida」ブランドの携帯電話新製品「lotta」を2月中旬より発売する。lottaのデザインはiidaの第1弾端末「G9」も担当した岩崎一郎氏による。
lottaという商品名は「運命」「めぐり合わせ」を意味する「lot」から作られたもの。その意味合いはデザインにも盛り込まれており、異なる2色のカラー、2つの素材の組み合わせとなっている。たとえば端末背面の上部はマットな感触、下半分は鮮やかな原色を用いた光沢色で対照的になっている。
カラーバリエーションはホワイト、イエロー、グリーンの3色。なお、それぞれにつけられた3、5、7の数字は特定の意味を持たせているというわけではないようだ。
一方、スペック面ではカメラは約200万画素、メインディスプレイも2.8型のQVGA液晶。またワンセグも装備しないなど目立ったものではない。一方でFeliCaやGPS機能は搭載するなど、若年層だけでなく幅広い年齢層を狙った端末と考えられる。製造は京セラが担当する。
発表会に登壇したKDDI コンシューマ商品統括本部長 高橋誠氏はG9から始まったiidaの現状について、「INFOBARに匹敵するほどブランドイメージの高まりに貢献している」と語る一方、製品サイクルで端末価格を一定に保てているなどの現実的な発言もあった。
またiidaではケータイの周辺機器である「LIFESTYLE PRODUCTS」についても積極的に推進している。今回はlotta向けのストラップを2製品追加したほか、学生を対象にしたLIFESTYLE PRODUCTSのデザイン・アイデアコンテスト「iida AWARD 2010」の審査結果も発表されている。