数週間で開発したiPadアプリ
フォーストール氏は、iPadの開発がいかに簡単かを示すために、5社のアプリ開発社を壇上に招く。これらの開発者はわずか数週間前にSDKを渡されて、このイベントに合わせてiPad対応を行なったという
Gameloft
まず呼ばれたのはiPhone用ゲームで大成功を納めている仏ゲームロフトで、人気のSF3Dアクションゲーム「N.O.V.A.」のiPad版を披露した。元々、定評のあったN.O.V.A.の美しいグラフィック世界が9.7インチスクリーンでも栄えていた
The New York Times
2社目は、iPhone向け新聞アプリで好評を博していた米ニューヨーク・タイムス。iPadの大きな液晶サイズを活かして、紙の新聞に近いレイアウトで記事を表示したり、記事中に埋め込んだ動画を再生していた。まさにデジタル時代の新聞を感じさせるデモだ
Brushes
3社目のゲストは、たった1人でiPhoneアプリをつくっているBrushes。指で絵を描く新しい感触に会場からも歓声が上がった
Electronic Arts
4社目はスポーツゲーム開発で人気のEA。レースゲーム「Need for Speed」のiPad版を披露した。iPadの大きさがちょうど車のハンドルくらいなので、操作がしやすいのだという
MLB.com
そして5社目はiPhone版アプリが人気で200万ダウンロード、600万視聴を達成している人気ソフト、米国大リーグのインターネット部門、MLB.com
同アプリでは、大リーグの好きな試合のデータ、好きな打席を選んで球種を確認したり、選手のデータなども参照できる。iPhone版の同アプリでは、進行中の試合もストリーミングで見られる。米国では大リーグの試合中継をiPadで楽しむ人も増えてくるのかもしれない
撮影●林信行 協力●nikon next
※後編に続く