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拡張+ブクマ同期が便利なGoogle Chrome4安定版登場

2010年01月27日 18時15分更新

文● ASCII.jp編集部

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 グーグルは27日都内で会見を開き、ウェブブラウザー「Google Chrome」最新バージョンとなる「4.0.249.78」(Google Chrome4)を安定版としてリリースした。Google Chrome4での新機能は「エクステンション」と呼ばれる拡張機能と、ブックマーク同期の2つだ。

 エクステンションはFirefoxでアドオンと呼ばれていた拡張機能のChrome版。Gmailの受信をツールバー上で知らせてくれる「Google Mail Checker」や、RSSフィードを登録しておける「Dynamic Bookmarks」、複数のページを自動でまとめてくれる「AutoPatchWork」など、1200本以上のエクステンションが現在「Chrome Extensions」で公開されている。

 「Googleツールバー」にあたる機能をGoogle Chromeに実装してほしいというユーザーの声にこたえるため、エクステンションという形をとった側面もあるという。エクステンションはHTMLやJavaScriptまたFlashなどで作られているため動作が軽く、開発者が作りやすいというのも特徴の1つだ。ちなみにASCII.jp編集部が実際に使ってみた便利なエクステンションについてはこちらの記事をどうぞ。

 つづくブックマークの同期機能は、Googleのアカウント認証を使った同期システム。外出先などでコンピューターを使っている際、Google Chromeから「ブックマークの同期」を選択し、Googleのアカウントとパスワードを入力するだけでブックマークの同期が完了するというもの。エクステンションの同期機能については残念ながらまだ実装の予定がないという。

 また最新版では前バージョンの「3」と比べて約42%の高速化を実現しているとした(Mozilla社のベンチマークソフト「Dromaeo DOM Core Tests」による同社調べのデータ)。レンダリングやJavaScriptの実行速度などを大幅に改善した結果と話し、初期リリース時のGoogle Chromeと比べて400%以上も高速化出来ているという。

 なおグーグルでは今後、HTML5やCSS3などの技術をGoogle Chromeに実装していくことで「ウェブ標準」に貢献したいとした。現在iPhoneやAndroidなどスマートフォンを含む携帯電話をはじめとした様々なプラットフォームで「ページがちゃんと表示されるようにする」ために必要な努力が開発者・読者双方にストレスとなっているとした上で、それをブラウザーベースで解決していくという。


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