行っとけ！　Ubuntu道場！ 第12回

～師範！　Ubuntuをどんなハードウェアで使ってるんですか？～

3キロオーバーのUMPCならぬUSPCも悪くないよ!!

小林：ということで、編集Sさんの愛機、HP Pavilion Notebook PC dv7を紹介して頂きたいと思います。

編集S：Ubuntu Magazineのロードテスト用に撮影してから、5センチも動かしてなかったんですが、今回わざわざ持ってきました。

hito：17インチ液晶搭載、重量3.7kgの「ノートPC」です。デスクトップPCでもおかしくない高速CPU・ミッドレンジクラス以上のGPUにメモリ8GBを搭載した究極マシンの一種。

小林：「デスクトップリプレースメント」（DTR）や「デスクノート」に分類されるものですね。デスクトップの代わりに使うものです。

HP Pavilion Notebook PC dv7の去年の春モデル。eSATAやらHDMIなんかもフル装備。Ubuntu9.10もごく快調に動いているらしい

あわしろいくや：いつものハリセンよりも攻撃力が高いですなぁ。

やまね：もはや鈍器！　これで屠った場合、「ノートPCのようなもの」って報道されるかなー。

編集S：もちろんOSはUbuntuなんで。Vista？　入ってたけど見ないで消した。

瀬尾浩史：リカバリー領域とか、Windows 7のアップグレードCDとかどうしたペン？

編集S：リカバリー領域も消したんで、Windows使おうとすると面倒。よって将来にわたってUbuntu使うし、これで仕事もしてますよー。ということで原稿よこせ。

瀬尾浩史：もっ、もうちょっとだけ待つがいいのペン……っ。

hito：明らかに「ノートPC」の範囲を超えてるマシンですが、ノートPCヲタのミズノさんいかがでしょう。

ミズノ：いいんだけど、ちょっと大きすぎるなぁ……。

編集S：2.5インチのHDD、2個搭載できるんで超便利。１個はSSDに置き換えて高速起動、もう１個のHDDをデータとか。何やってもサクサク動くんで、ストレスなく編集作業ができますよー。

HDDのマウンタはフィルムでスルッと引き抜けるので換装も簡単だった

あわしろいくや：下手なデスクトップより充実した仕様ですな。本格的にいろいろするなら、１台ぐらいはこのクラスの高性能マシンがあった方がいいですなあ。

編集S：細かいところは、Ubuntu Magazineの公開記事を参照していただければ。

村田：ちなみに、後継マシンになるとCore i7搭載の超絶マシンになってますね。

ミズノ：ふ、こっちには「Vostro 1720」があるぞ！

hito：dv7に似たスペックのデルマシンです。基本的なスペックとか重量は同じような感じですね。

ミズノ：UMPCに対して「USPC（ウルトラ据え置きPC）」と呼びます。

あわしろいくや：いたいけな読者の皆さんに嘘知識を広めてどうするんですか……。

ミズノ：我が家にある多数のノートPCの中でも最大クラス！　最強と言っても過言ではあるまい。ちなみに自宅にあるのは「ThinkPad T61」、「X31」、「R61」。「HP Pavillion dv4」と「HP Mini 2133」、「Dell Inspiron Mini9」と「EeePC 900A」。

ミズノさんが毎月のようにノートPCを買ってるのはホントみたいです、という証明写真。本人の説明よりも写真のほうが台数多い気もするけど気にしない！

hito：デルの「ノートPC」ジャンルには昔、20インチ液晶搭載モデルがあってね……。「XPS M2010」って言うんですが。ノートPCとして持ち歩いて使ったら尊敬する。

小林：ミズノさんなら買ってくれそうですね。

ミズノ：変な期待をしないで頂きたい！

編集S：でも月に1台ずつ増えてますよね？

ミズノ：それは誤解です。2ヵ月に1台は増えてますが！

村田：このあいだも「Vostro V13」買ってましたよね。

あわしろいくや：見事なまでの散財っぷりです。ラノベのごとくノートを買ってますな。

編集S：ご謙遜です、あわしろ先生（と揉み手）。先生は週２とかのハイペースご購入であり、毎度ありがとうございます。あ、そこのミズノ、Vostro V13はうぶまがのVol.03でロードテストな！

やまね：まぁぽんぽん買える人ばかりではないけど、快適なマシンがあるとラクでいいよね。

hito：快適さはCPU性能より画面の大きさとメモリ搭載量が効いてくるんで、dv7とかVostro 1720みたいな大型ディスプレイの付いたノートPCいいなー、って思った人は、３年ぐらい前の高性能ノートPCやデスクトップを狙って確保するといいと思います。今ならCore 2 DuoとかAthlon 64 X2初期のハイエンドマシンが数万円で買えますからね。

小林：もっとも、高性能マシンがないといけない、というわけでもないですね。

瀬尾浩史：それなりに動かすことはできるペン？

あわしろいくや：Atomでも十分快適ですよ！

村田：サブマシン、Atom330ベースのIONマシン（「Fiono 330」）ですけど、問題なく快適ですよ。

hito：一度高速なマシンで3Dデスクトップが有効なUbuntuを使ってしまうと、他の環境が使えなくなるかもしれませんけどね。人によると思います。

ミズノ：耐えられる人は耐えられるんだろうけどねぇ。

編集S：この性能に慣れちゃうと戻れない……。

(次ページへ続く)