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発売直前! HYBRID W-ZERO3のおいしいところを知る

2010年01月19日 23時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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よく使う設定ユーティリティを使いやすい場所に

 標準搭載のアプリケーションの豊富さも注目したいポイントだ。

 開封後すぐに、アプリケーションの一覧を表示してみたが、一画面にはとても収まりきらず、2画面、3画面……とスクロールしてようやくすべて見ることができた。WILLCOM 03にも搭載されていたコラムリーダー(文字認識ソフト)などが引き続き搭載されているほか、電子ブックやビューアー関連のアプリケーションが並ぶ。Windows Mobile 6.5ならではといったところでは、Office Mobileや検索ウィジェットやMyPhone、MarketPlaceなどウェブと連携したアプリケーションなどが挙げられるだろう。

豊富なアプリケーション

 またトップ画面に関しては、HYBRID W-ZERO3用にカスタマイズされたものが用意されている。上部には時刻やメール、無線LANのオン・オフといった利用頻度の高い機能、下側にはランチャー機能を搭載したもので、使いやすさに配慮して開発したのだろうと想像できる。

オリジナルのホーム画面。必要な機能に素早くアクセスできるよう考えた印象がある

 Windows Mobileは設定画面が比較的深い階層にあるため、分かりにくい面があるが、このランチャー部分にあらかじめ用意されているので、クイックなアクセスが可能だ(設定アイコン)。起動すると、文字サイズやマナーモード、着信音やバイブ設定など電話機としての基本機能を設定するための項目(アイコン)が並ぶ。いずれも大きめの文字と簡単なスイッチでオン・オフが設定できる仕組みになっており、整理された印象だ。このあたりの操作感も、携帯電話機に近いのではないだろうか

設定画面。分かりやすい操作体系と言えるだろう

 ランチャー部には、これ以外にも音声発信やマルチタスク管理アプリを読み出すアイコンなどが並ぶ。マルチタスク管理とは、起動しているアプリケーションを手動で終了するための機能で、アプリを沢山起動しているうちに、Windows Mobileの動作が遅くなった場合に利用するといい。このあたりのセレクトについても、利用頻度の高いものがうまく選ばれていると思う。


PCと組み合わせて使うと、さらにお得

 前回のレポート時点では、不明だった料金プランに関しても昨年末に公開されている。専用料金コース「新ウィルコム定額プランG」は、月額基本料が1450円。データ通信に関してはゼロ円からの2段階定額制で、1パケット0.105円の上限5250円という設定。これはUSBやBluetoothでパソコンと接続した場合にも適用されるが、5250円と言うのは3G通信を利用した場合の上限値。PHS回線を利用したデータ通信も可能だが、3G回線利用時とPHS回線利用時は別個にカウントされるので、併用すると割高になる。

 音声通話に関してはPHSのみしか対応していない。ウィルコム同士なら追加料金なし──といった料金プランはほかの端末と同じだ。音声も使い、フルブラウザー利用だけでなく、パソコンの通信環境も整えたいと考えているのなら、割安感のあるプランではないかと感じる。

 HYBRID W-ZERO3を導入するきっかけになる要素としては大きいと思う。

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