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2010年 PC新製品新春モデル一斉発表 第2回

新CPUにUSB 3.0搭載機も! NECが2010年新春モデル発表

2010年01月18日 11時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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新CPU搭載の一体型 フルHDとHDでラインナップを整理
VALUESTAR W/Nシリーズ

VALUESTAR W「VW970/WG」

 液晶ディスプレー一体型デスクトップの「VALUESTAR W」「VALUESTAR N」シリーズは、フルHD解像度ディスプレー搭載の製品がWに、20型ワイド/1600×900ドットディスプレー搭載の製品がNに分類され、ラインナップが整理された。全機種がデジタル放送チューナーと記録型BDドライブを搭載するテレビパソコンでもある。

 VALUESTAR Wシリーズは、23型ワイドタイプ「VW970/WG」「VW770/WG」と、21.5型ワイド/タッチパネル対応「VW670/WG」の3機種がラインナップされる。VW770は3色、VW670は2色の本体カラーバリエーションが用意される。

製品名 液晶サイズ CPU TV タッチパネル USB 3.0
VW970/WG 23型フルHD Core i5-650 3.20GHz 地上/BS/110度CSデジタル ×2 内蔵
VW770/WG
VW670/WG 21.5型フルHD Core i3-530 2.93GHz 地上デジタル
VW770/WGのカラーバリエーション

VW770/WGのカラーバリエーション。「クランベリーレッド」(上)、「ファインブラック」(左)、「パールホワイト」(右)

 大画面フルHDディスプレーを備えるVALUESTAR Wシリーズは、AVパソコンとしての機能を追求した製品となっている。映像高画質化エンジン「彩りプラス」の搭載、6Wのウーファーを含む2.1chスピーカー内蔵など、画質・音質にこだわった製品となっている。23型モデルは、視野角と色調に優れた8bit階調のIPS液晶パネルを採用しているほか、最上位機の「VW970/WG」はHDMI入力端子とD映像入力端子も備えており、ゲーム機やBDレコーダーをつないでテレビモニター代わりにも使える。

 23型モデルは3波対応デジタル放送チューナーを2基、VW670は地デジチューナーを1基内蔵。デジタル放送視聴と録画、BDドライブへの書き出しが可能である。さらに新製品では、NTTぷららが運営する光回線経由のハイビジョン対応テレビ・ビデオ配信サービス「ひかりTV」の視聴に対応。自宅に光回線があれば、70チャンネル以上のテレビ放送のほか、ビデオオンデマンドやカラオケなどが楽しめる(録画はできない)。

VW670/WG

タッチパネルを採用した「VW670/WG」。ディスプレーは21.6型ワイド/フルHD

 21.5型のVW670/WGは、マルチタッチ対応の液晶ディスプレーを採用。Windows 7自体の操作はもちろん、タッチ対応のペイントソフト「Corel Paint It! touch」でのお絵かきも楽しめる。

 CPUは、23型モデルがCore i5-650(3.20GHz)、VW670/WGはCore i3-530(2.93GHz)を搭載。グラフィックス機能はCPU内蔵GPUを使用する。HDDは全機種1TBを内蔵しており、デジタル放送もたっぷり録画できる。また、VW970/WGはLaVie LL870/WGと同じくUSB 3.0ホストコントローラーを内蔵しており、USB 3.0にいち早く対応したパソコンとなっている(3.0対応端子は2つ)。

 予想実売価格は、VW970/WGが約24万円前後、VW670/WGが22万5000円前後、VW670/WGは21万円前後と想定されている。発売日は2月10日の予定。


VN770/WG

VALUESTAR N「VN770/WG」(パールホワイト)

VN550/WG

「VN550/WG」(クランベリーレッド)

 もうひとつの大画面一体型デスクトップのVALUESTAR Nシリーズは、地デジチューナーの有無やCPU性能の異なる2機種がラインナップされた。本体カラーバリエーションは3色が用意される。

製品名 液晶サイズ CPU TV
VN770/WG 20型 1600×900 Core i5-430M 2.26GHz 地上デジタル
VN550/WG Core i3-330M 2.13GHz

 チルト・スイーベル可能な台座を持つVALUESTAR Wと異なり、VALUESTAR Nシリーズは「フォトスタンドデザイン」と称するコンパクトなボディーデザインの製品となっている。奥行きは最小17cmと、モバイルノートよりも小さい。ディスプレーは20型ワイド/1600×900ドット。

 上位機種のVN770/WGは、地デジチューナーと記録型BDドライブを備えたテレビパソコンとなっている。VALUESTAR Wが搭載するのと同じ、映像高画質化エンジン「彩りプラス」も搭載するなど、AV面の機能は充実している。下位機種のVN550/WGは、テレビ機能や彩りプラスは搭載せず、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブになっている。

 本体が薄型のため、CPUやチップセットはノートパソコン向けを利用している。VN770/WGの場合、CPUにはCore i5-430M(2.26GHz)を搭載。グラフィックス機能はCPU内蔵GPUを使用している。HDDはVN770/WGが1TB、VN550/WGは500GBを内蔵する。

 予想実売価格は、VN770/WGが約20万円前後、VN550/WGが17万円前後と想定されている。発売日は1月21日の予定。


VALUESTAR E

VE570/WG

VALUESTAR E「VE570/WG」

 液晶ディスプレー一体型デスクトップには、安価なテレビパソコンを指向した「VALUESTAR E」シリーズ1機種もラインナップされている。ハードウェア仕様は2009年秋冬モデルと同等で、地デジチューナーを内蔵。テレビ視聴・録画ソフト「SmartVision」が若干改良された。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを搭載。

 予想実売価格は約15万円前後と想定されている。発売日は1月21日の予定。

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