1月13日、ネットスターはURLフィルタリングサービス「サイトアンパイア」をヤマハのブロードバンドルーター「NetVolante RT58i」に対応させたと発表した。専用のファームウェアを導入した上で本サービスに加入すると、専用サーバーを用意することなく、RT58iだけでURLフィルタリングが可能になる。
ネットスターは、アルプスシステムインテグレーション(ALSI)の企業向けURLフィルタ製品「InterSafe WebFilter」やトレンドマイクロの「InterScan WebManager」、さらに国内携帯キャリア全社にURLデータベースを提供している。サイトアンパイアは、このURLデータベースを利用したURLフィルタリングをルーターで利用する製品となる。
2億4000万ページ以上が登録されたURLデータベースは、同社のサーバーで運用する。LAN内のPCによるWebアクセスをルーターが検知すると、そのURLをサーバーに送信。サーバーからはURLが所属するカテゴリ情報が返信されるので、その情報からルーターがフィルタリングを行なう仕組みとなっている。
RT58i用サイトアンパイアが対応するカテゴリ数がわかりにくかったため、表を差し替えるとともに、説明文を修正しました(2010年1月14日)
これまでサイトアンパイアは、ヤマハのSRT100やRT107e、RTX1100、RTX3000、RTX1200、センチュリー・システムズの FutureNet XR-540/C、インターネットイニシアティブ(IIJ)のSEIL/B1といった、中小規模以上の企業用ルーター向けに提供を行なってきた。今回、低価格な企業向ルーターに対応することで、従業員数が数名程度の小規模なオフィスでもURLフィルタを手軽に導入できるようになる。
RT58i用のサイトアンパイアのライセンスは、使用許諾ユーザー数が15ユーザーまでで、年間5万円(税別)。サイトアンパイア用ファームウェア導入済みのRT58iがセットになった製品も用意されており、こちらは5年間のライセンス期間が付いて19万8000円(同)。
