これが降下始めの醍醐味!
いよいよ、お待ちかねの主力部隊による空挺降下だ。空挺降下は、航空自衛隊の小牧基地所属のC-130と入間基地所属のC-1がそれぞれ2機ずつの合計4機で実施された。
C-130に続いてC-1から第1空挺団の隊員たちが「コースよし、コースよし、ヨーイ、ヨーイ、ヨーイ。降下、降下、降下」という地上からの指示に従って降下開始。
この降下で使用された落下傘は、フランスのエアルーズ社の696MIを日本の藤倉航装がOEM生産している空挺傘696MIというもので、重量は15キロほどとなっている。ちなみに、降下する空挺団の隊員たちの装備の総重量だが落下傘を含めて約80キロもあるという。そして、着地の衝撃は落下傘があるにもかかわらず、建物の2階から飛び降りたのと同程度あるというのだから、日ごろから鍛えていない我々であれば、無事、地面にたどり着けたとしても怪我は免れないことだろう。
空挺隊員による降下完了後、CH-47が三度姿を見せて、地上に向けて、軽物料の投下を実施しつつ、地上では降下した隊員たちによる防衛線の構築が行なわれていた。
落下傘降下の動画
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